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 なぜ公文書管理が重要なのか外交を記録し,公開する

外交を記録し,公開する なぜ公文書管理が重要なのか

A5判 272ページ
定価:3,900円+税
ISBN978-4-13-030169-5 C3031
奥付の初版発行年月:2020年04月 / 発売日:2020年04月中旬

内容紹介

公文書の保存・管理はいかにあるべきか――外務省所蔵文書に加え,政治家や外交官へのインタビューなども用いつつ,明治以降150年におよぶ外交文書の記録・保存と公開の歴史を通史的に解き明かす.公文書管理の問題が大きくクローズアップされるなか,欧米など他国の事例を交えてそのあり方を鋭く問いかけ,将来の展望を示す.

著者プロフィール

服部 龍二(ハットリ リュウジ)

中央大学総合政策学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 章 なぜ公文書管理が重要なのか──「書類整備の完否は外交の勝敗を決する」
 1 国内的視点から
 2 国際的視点から
 3 「ソフト・パワーとしての文書管理」の限界と可能性
 4 外務省文書の制度と運用
 5 先行研究と分析視角

第1章 外務省の文書管理と編纂──1869~1941年
 1 外務省の設置と文書管理
 2 第1次世界大戦から満州事変後まで
 3 『大日本外交文書』の刊行
 4 日中戦争下の文書行政

第2章 太平洋戦争から占領,独立へ──1942~1968年
 1 外務省文書の焼失と焼却
 2 占領下の文書整理と接収
 3 『日本外交文書』と「外務省文書編さん規程」
 4 返還交渉の成否

第3章 外務省外交史料館と30年ルール──1969~1992年
 1 日本外交文書編纂委員会
 2 外務省外交史料館の開設
 3 30年ルールの起源と外交記録公開
 4 『外交史料館報』と史料の拡充

第4章 外務省文書課の廃課と情報公開法──1993~2000年
 1 文書課の廃課と総務課情報・記録公開室の設置
 2 外交記録公開の進展
 3 重要文化財指定とユネスコ「世界の記録」登録
 4 情報公開法と外務省

第5章 アジア歴史資料センターと外務省改革「行動計画」──2001~2008年
 1 アジア歴史資料センター
 2 外務省改革「行動計画」と改革推進本部
 3 「外交史談録」
 4 「外務省文書管理規程」の改正

終 章 外務省「密約」調査と公文書管理法──2009年~現在
 1 外務省「密約」調査
 2 公文書管理法と「自動的公開の原則」
 3 「外務省外交史料館利用等規則」と「細則」
 4 現状と課題


Diplomatic Records and Their Declassification:
Why Archives Management Is Important
Ryuji HATTORI


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