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ワシントン体制と日米関係

ワシントン体制と日米関係

A5判 664ページ
価格:8,800円 (消費税:800円)
ISBN978-4-13-030040-7(4-13-030040-7) C303
奥付の初版発行年月:1978年03月

内容紹介

第1次大戦終了から満州事変まで東アジアの国際政治秩序を規定していたいわゆるワシントン体制.列国の利害のバランスの上に模索された国際協調とその破綻を,日米英中に焦点をあて政治・外交・軍事・経済など多方面から追究.


目次

はしがき 細谷千博
I ワシントン体制と日・米・英
 1 ワシントン体制の特質と変容 細谷千博
 2 極東国際政治と英米関係 L・ガードナー(河合秀和訳)
 3 日英協調への模索 J・B・クラウリー(河合秀和訳)
 4 北伐へのイギリスの対応——「クリスマス・メッセージ」を中心として—— 河合秀和

II 中国をめぐる日米関係
 5 米国極東外交の主題——「競争対協調」か経済進出か—— W・ラフィーバー(平野健一郎訳)
 6 東アジアにおけるアメリカ外交官 C・E・ニュウ(坂野潤治訳)
 7 日本知識人の米中関係観——石橋湛山と半沢玉城—— 岡本俊平
 8 西原借款から新四国借款団へ 平野健一郎
 9 ウォール・ストリートと満蒙——外債発行計画をめぐる日米関係—— 三谷太一郎

III 政治過程における軍
 10 日本海軍と軍縮——対米政策をめぐる政治過程—— 麻田貞雄
 11 アメリカ海軍とオレンジ作戦計画 W・R・ブレイステッド(麻田貞雄訳)
 12 日本陸軍の欧米観と中国政策 坂野潤治

IV 金融・通商・技術
 13 世界経済のなかの日米経済関係 中村隆英
 14 日米貿易と日本経済の不均衡成長 佐藤和夫
 15 機械工業における西欧技術の導入——1930年代日本外交の背景的要因— —K・ヤマムラ(中村隆英訳)

V 文化接触と文化受容
 16 日本研究の開拓者たち H・ボートン(斎藤真訳)
 17 草創期アメリカ研究の目的意識——新渡戸稲造と「米国研究」—— 斎藤真
 18 日本文化のアメリカ化——ライフスタイルと大衆文化—— 本間長世

付録・人名索引


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