首都の議会 近代移行期東京の政治秩序と都市改造
池田 真歩:著
A5判 384ページ
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-026612-3 C3021
奥付の初版発行年月:2023年03月 / 発売日:2023年03月下旬
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-026612-3 C3021
奥付の初版発行年月:2023年03月 / 発売日:2023年03月下旬
内容紹介
首都東京にとって議会とは何か。江戸から東京へ移行するにあたって、身分制も解体し議会指導層の構成やその政治指導の特質が再編されていくなかで、議会での争点も多岐に変遷していった。そうした諸集団のあいだの相互交渉を通時的に分析し、近世・近代移行期の首都における議会の相貌を描きだす。
著者プロフィール
池田 真歩(イケダ マホ)
北海学園大学法学部准教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序章 首都が議会をもつとき
第一章 実業家なき議会の出発――明治初年の江戸町会所・東京会議所・東京府会
第二章 「民力休養」時代の都市改造――明治一〇年代―二〇年代初頭の東京府会
第三章 区民団体の政治機能――区政の始動と富裕住民
第四章 「経営」と「速成」の時代へ――明治二〇年代―三〇年代初頭の東京市会
第五章 政治焦点化する首都の自治――星亨進出後の東京市会
終章 明治東京の政治空間