東アジア海域に漕ぎだす
東アジア海域に漕ぎだす4 東アジアのなかの五山文化
A5判 300ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-025144-0 C1321
奥付の初版発行年月:2014年01月
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-025144-0 C1321
奥付の初版発行年月:2014年01月
内容紹介
禅宗世界のトップにあった寧波・杭州の五つの寺院,「五山」.日本でも五山を指定するが,これが受け皿となり,禅をはじめとして,文学・書画・茶・庭園などさまざまな文化がもたらされる.東アジアをまたいでつながる五山文化の世界性に注目しながら,「日本文化」の形成過程を明らかにする.
目次
プロローグ 五山でなにが起こったか
第I部 東アジアをまたぐ禅宗世界
一 東アジアをまたぐ禅宗世界
二 日本の五山禅宗と中世仏教
三 海域ネットワークのなかの五山
四 地方勢力の成長と五山
第II部 受容と創造——日本伝統文化の源流
一 五山版から古活字版へ——出版と学問の飛躍
二 漢詩文を読むことと書くこと
三 詩書画と唐物——新たな中国風
四 禅院の風景——建築・庭園研究の視点から
五 栄西から利休へ——茶文化研究から見た五山文化
六 五山のゆくえ——思想史研究の視点から
【執筆者】堀川貴司,島尾 新,原田正俊,伊藤幸司,斎藤夏来,住吉朋彦,藤井恵介,野村俊一,韓志晩,鈴木智大,高橋忠彦,中村春作