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盧溝橋事件から日中戦争へ

盧溝橋事件から日中戦争へ

A5判 320ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-020314-2 C3020
奥付の初版発行年月:2023年09月 / 発売日:2023年09月上旬

内容紹介

なぜ局地紛争は全面戦争となったのか

8年にも及ぶ異例の長期戦となった日中戦争、その端緒となった盧溝橋事件、上海、南京での戦いまでを、中国側、日本側の史料をもとに、両国軍の動向、両政府の動静、第三国の動向などを渉猟し、あの戦争の本質に迫る。    

著者プロフィール

岩谷 將(イワタニ ノブ)

北海道大学大学院公共政策学連携研究部教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに
1.盧溝橋事件「前史」
2.盧溝橋事件および「事変」の拡大過程
3.第二次上海事変
4.トラウトマン工作
第1章 北平
1.7月7日の発砲事件
2.北平における交渉
3.第29軍の動向
4.善後交渉
5.北平における継続交渉
6.日本側の反応
7.中国側の反応
8.新司令官の着任
9.陸軍中央部の新方針
10.蔣介石の反応
11.引き続く衝突
12.南京における交渉
13.天津における交渉
14.帰平善後における宋哲元の動向
15.北平における事態の推移
16.熊斌の入平と冀察側態度の変化
17.現地日本側対応
18.廊坊事件
19.広安門事件
20.冀察側動向
21.華北総攻撃
第2章 上海
1.諸外国による調停の試み
2.中国による調停の試み
3.蔣介石による応戦の決意
4.蔣介石と各国大使との会談
5.中ソ交渉
6.日本側の上海における和平への努力
7.上海における中国の抗戦準備
8.上海における外交交渉
9.南京における外交交渉
10. 蔣介石による各国大使の招請
11.蔣介石の速戦即決論
12.上海戦の誤算
13.上海から南京へ
第3章 南京
1.上海戦と第三国調停
2.九カ国会議
3.ドイツ調停案の再検討
4.英米の動向
5.ソ連の動向
6.南京陥落と日本側の対応
7.パナイ号事件と中国側の対応
8.トラウトマンの再調停
9.アメリカ仲介への期待
10.中国側回答案
11.日本側の内紛と近衛声明の発出
おわりに
1.北平
2.上海
3.南京
あとがき
主要人名一覧


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