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知のモラル 新装版

知のモラル 新装版

小林 康夫:編集, 船曳 建夫:編集
A5判 324ページ
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-13-003357-2 C1000
奥付の初版発行年月:2023年09月 / 発売日:2023年09月下旬

内容紹介

第一作『知の技法』はみずからの行為を自覚しようとし、第二作『知の論理』は現場のさまざまな関係に注意を払おうとする点において、ある種のモラルから出発していたが、第三作では知のモラルへの問いかけを前面に出し、大学の内外を問わず多くの人々とともに考えてみようとする。〈知の三部作〉完結編、待望の新装版化!

著者プロフィール

小林 康夫(コバヤシ ヤスオ)

東京大学名誉教授

船曳 建夫(フナビキ タケオ)

東京大学名誉教授・十文字学園女子大学特別招聘教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

新装版刊行にあたって
はじめに
第I部 知のモラルを問うために――21世紀のモラルを求めて(小林康夫)
第II部 モラルの地平
人権 「知」の賢慮に向けて(樋口陽一)
国際法 国際法と公正(小寺 彰)
異文化理解 マジック・ミラーの盲点(リヒター、シュテフィ)
歴史 神話をこわす知(小熊英二)
第III部 モラルの現場
権力と反権力 社会的公正への道(隅谷三喜男)
教育 「学校的なもの」を問う(森 政稔)
戦争 〈美〉について(蓮實重彦)
政治的実践 エチカとエートス(カッチャーリ、マッシモ/訳 村松真理子)
第IV部 人間の場所
遺伝子 種と個のあいだで(長谷川眞理子)
生物としてのヒト 「奇妙なサル」に見る互恵性(長谷川寿一)
人間社会の成立 危機のモラル(船曳建夫)
人工物の世界 コレクションとアブダクション(吉川弘之)
第V部 モラルの希望
主体化 真理からフィクションへ(松浦寿輝)
探究心 大学と菩薩心(竹内信夫)
注意力 「魂の自然な祈り」(小林康夫)
結び――そして希望せよ(船曳建夫)


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