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 狂騒曲のあとさきどうする、小学校英語?

どうする、小学校英語? 狂騒曲のあとさき

大津 由紀雄:編著, 亘理 陽一:編著
四六判 360ページ 並製
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-7664-2788-2 C0037
奥付の初版発行年月:2021年12月 / 発売日:2021年12月中旬

内容紹介

▼公立小学校で英語が導入されて約20年。この間に何が変わり何が変わらなかったのか?
▼必修化をめぐる当時の12本の論考をリーディングズとして再編し、これからの小学校英語の指針を示す。

著者プロフィール

大津 由紀雄(オオツ ユキオ)

慶應義塾大学名誉教授。関西大学・中京大学客員教授。日本学術会議連携会員。Ph.D.(MIT、1981、言語学)。東京言語研究所運営委員長、日本認知科学会会長、言語科学会会長などを歴任。専門は言語の認知科学および言語教育。言語教育関係の著作として、『日本語からはじめる小学校英語――ことばの力を育むためのマニュアル』(開拓社、2019年、浦谷淳子・齋藤菊枝と共編著)、『学習英文法を見直したい』(研究社、2012年、編著)、『ことばの力を育む』(慶應義塾大学出版会、2008年、窪園晴夫との共編著)など。

亘理 陽一(ワタリ ヨウイチ)

中京大学国際学部教授。博士(北海道大学、2008、教育学)。中部地区英語教育学会、外国語教育メディア学会関西支部運営委員を務めた後、現在、一般社団法人ことばの教育理事、日本教育方法学会理事。専門は英語教育学・教育方法学。著作として、『英語教育のエビデンス』(研究社、2021年、共著)、『流行に踊る日本の教育』(東洋館出版社、2021年、共著)、『小学校で英語を教えるためのミニマム・エッセンシャルズ』(三省堂、2017年、共編著)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

まえがき

編者の視点Ⅰ 小学校英語の本質を掘り下げ、言語教育の未来を拓こう(大津由紀雄)

第1部 言語教育と学校英語教育の観点から

1 小学校英語活動の現在から考える(松川禮子)
  〔付記〕英語は小学校に何をもたらしたか?
  大津のひとこと
2 公立小学校での英語教育――必要性なし、益なし、害あり、よって廃すべし(大津由紀雄)
  〔付記〕公立小学校での英語教育――いまでも、必要性なし、益な
  し、害あり、よって廃すべし
  亘理のひとこと
3 学校英語教育とは何か(山田雄一郎)
  〔付記〕令和補筆
  大津のひとこと
4 小学校英語必修化の議論にひそむ落し穴(斎藤兆史)
  〔付記〕日本人英語使用者としての手本が示せないなら、英語を教え
  るなかれ
  大津のひとこと

第2部 国際理解教育と多言語・多文化共生の観点から

5 国際理解教育の一環としての外国語会話肯定論――競争原理から共生原理へ(冨田祐一)
  〔付記〕誠実な議論の火の復活を願って
  大津のひとこと
6 小学校英語教育――異文化コミュニケーションの視点から(鳥飼玖美子)
  〔付記〕日本におけるCEFR受容の問題
  大津のひとこと
7 多言語共生社会における言語教育――多様な言語への気づきをきっかけに(山川智子)
  〔付記〕欧州評議会の「複言語・複文化主義」に学ぶ持続可能な生き
  方
  大津のひとこと
8 多文化共生社会に対応した言語の教育と政策――「何で日本語やるの?」という観点から(野山 広)
  〔付記〕中津(1978)の提言を踏まえた今後の課題――共生社会
  の基盤となる言語環境整備の充実に向けて
  大津のひとこと

第3部 公教育としての英語教育という観点から

9 日本の英語教育の現状と課題(菅 正隆)
  〔付記〕後世に禍根を残す学習指導要領の改訂
  大津のひとこと
10 小学校での外国語教育――期待すること、考慮すべきこと(バトラー後藤裕子)
  〔付記〕デジタル・テクノロジー時代の子どもたちのニーズに合った
  小学校外国語教育の必要性
  大津のひとこと
11 小学校英語の必要性の主張のあとに必要なこと(直山木綿子)
  〔付記〕文部科学省作成小学校外国語教育教材例の変遷から見る、小
  学校外国語教育
  大津のひとこと
12 君と世間との戦いでは世間を支援せよ!――世間の期待と公立の小学校英語教育(津田 正)
  〔付記〕大きな理想とプアな現実
  大津のひとこと

編者の視点Ⅱ あとさきを批判的に考えて研究・実践を(亘理陽一)

 年表
 参考・引用文献


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