市場の力と日本の労働経済 技術進歩、グローバル化と格差
櫻井 宏二郎:著
A5判 248ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-040252-1 C3033
奥付の初版発行年月:2011年06月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-040252-1 C3033
奥付の初版発行年月:2011年06月
内容紹介
日本経済における深刻化する所得格差問題には,構造的な要因が存在する.ITなどの技術進歩と経済のグローバル化といった「市場の力」がもたらす労働市場への影響を,職種別,学歴別,産業別の労働需要に焦点をあて,理論的,実証的に分析する.
※本書は第35回労働関係図書優秀賞を受賞しました.労働関係図書優秀賞のページはこちら.
目次
まえがき
第1章 何が問題か——所得格差の拡大とその要因
第2章 技術進歩と職種別労働需要
第3章 技術進歩と学歴別労働需要
第4章 グローバル化と貿易——事実と予備的考察
第5章 グローバル化と労働市場——理論的考察
第6章 貿易が雇用に与える影響——産業連関モデルによる分析
第7章 貿易が賃金に与える影響——ファクター・コンテントによる分析
第8章 防衛的技術進歩——グローバル化が技術進歩に与える影響
第9章 課題と展望——「市場の力」の現れ方をめぐって