グローバル化と福祉国家財政の再編
A5判 336ページ
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-040210-1(4-13-040210-2) C303
奥付の初版発行年月:2004年01月
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-040210-1(4-13-040210-2) C303
奥付の初版発行年月:2004年01月
内容紹介
国際競争の激化や新自由主義の台頭といった「グローバル化」の進展は,福祉国家財政にどのような影響を与えているのか? 制度改革の国際比較を行うとともに,中央政府,地方政府,社会保障基金という三者の関係を捉えなおすことで,福祉国家の展望を示す.
目次
第I部 衝撃の位相
第1章 福祉国家の経済政策と政府間財政関係(林健久)
第2章 年金改革の潮流とグローバリゼーション(加藤榮一)
第II部 起点と波及
第3章 パクス・アメリカーナの新段階とアメリカの福祉国家システム(渋谷博史)
第4章 アメリカの財政改革と社会保障・メディケア両信託基金(片桐正俊)
第5章 イギリスの年金改革(越智洋三)
第6章 蘇る再分配国家(持田信樹)
第III部 動揺と再編
第7章 日本における福祉国家財政の再編(金澤史男)
第8章 地方交付税の地域格差是正機能の低下と「東京一極集中」(町田俊彦)
第9章 介護保険導入と地方財政(佐々木伯朗)
第10章 医療保険と国庫負担(永廣顕)
第IV部 展望
第11章 社会保障制度改革と「三つの政府」体系(神野直彦)
第12章 福祉国家財政論の到達点と今後の課題(岡本英男)