政治空間の変容と政策革新
政治空間の変容と政策革新6 科学技術のポリティクス
城山 英明:編
A5判 288ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-034266-7 C333
奥付の初版発行年月:2008年07月
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-034266-7 C333
奥付の初版発行年月:2008年07月
内容紹介
科学技術の発展は多くの政策的課題を生み出している.科学技術の発展はいかなる制度の下でどのような主体の相互作用を通して実現されるのか,また政治は不確実性を伴う科学技術にいかに対応しているのか.科学技術をめぐる政治のダイナミズムを解明する.
目次
序 章 科学技術と政治(城山英明)
第I部 科学技術の制度分析
第1章 巨大科学技術の政策システム——高速増殖炉と国際宇宙ステーションを中心に(城山英明・鈴木達治郎)
第2章 東京圏における都市交通政策システムの成立——地下鉄の本格導入をめぐって(白取耕一郎・加藤浩徳・城山英明)
第3章 医療技術・制度をめぐる政策システム——診療報酬制度の運営と改革(畑中綾子)
第II部 フレーミングと課題設定
第4章 リスクの社会的フレーミング——耐震偽装事件を例に(神里達博)
第5章 リスク社会における不安訴訟の役割と課題——残留農薬訴訟と遺伝子組換えイネ訴訟を例に(中島貴子)
第6章 行政における業務改革とIT(奥村裕一・城山英明)
第III部 専門家と国際政治
第7章 食品の安全性をめぐる国際合意のダイナミクス——遺伝子組換え食品の事例(松尾真紀子)
第8章 核と原子力の国際政策システム——科学者コミュニティの役割(鈴木達治郎)
第9章 情報通信分野の国際標準化をめぐる相剋——「国際政治の文脈」と「技術の視点」を中心に(石黒一憲)