フィリピン近現代史のなかの日本人 植民地社会の形成と移民・商品
早瀬 晋三:著
A5判 332ページ
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-021076-8 C3022
奥付の初版発行年月:2012年10月
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-021076-8 C3022
奥付の初版発行年月:2012年10月
内容紹介
日本とフィリピンとの交流史は,二つの国にいったいなにを残したのか.日本人移民と商品がフィリピン社会に与えた影響を考察し,今までほとんど意識されてこなかった密接な関係の諸相を描き出す.グローバル化・多文化共生社会へむけて,新たな国際関係史を提示する.
目次
第I部 フィリピンで汗を流した日本人
第一章 アメリカ植民統治下初期の日本人労働
第二章 アメリカ植民統治下初期マニラ湾の日本人漁民
第三章 南方「移民」と「南進」
第II部 フィリピンの生活必需品となった日本商品
第四章 アメリカ・フィリピン自由貿易体制下の日本商品とその取扱商
第五章 近代大衆消費社会出現の一考察
第III部 フィリピンと戦争を挟んで交流した日本人
第六章 『比律賓情報』を担った日本人
第七章 戦時下「ダバオ国」の在住日本人
第八章 元在住日本人の戦後の慰霊