農村型事業とアメリカ資本主義の胎動 共和国初期の経済ネットワークと都市近郊
橋川 健竜:著
A5判 216ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-026145-6 C3022
奥付の初版発行年月:2013年06月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-026145-6 C3022
奥付の初版発行年月:2013年06月
内容紹介
ニューヨーク,またはフィラデルフィアを対岸にのぞむニュージャージーで,農村から事業家たちが目覚めはじめる.都市に小麦,薪や鉄鉱石を供給する彼らの足取りは,数々の失敗を経て,やがてアメリカ資本主義のネットワークの原型を描き出すようになる.「市場革命論」を超え,具体性のなかに資本主義の萌芽を描く社会史.
(第19回アメリカ学会清水博賞受賞)
目次
序章 都市近郊の農村と地域経済の発展
第1章 小麦粉——リチャード・ウォルンの製粉事業に見る地域連関,1780年代
第2章 森林(その1)——サミュエル・ライトの薪事業にみる農村型事業の輪郭,1810年代
第3章 森林(その2)と地下資源(その1)——農村型事業と区域間連結,1820年代〜30年代
第4章 地下資源(その2)——区域連結の稠密化と農村型事業の限界,1830年代〜40年代
終章 共和国初期における農村型事業の位置