20世紀資本主義の歴史I 出現
藤瀬 浩司:著
A5判 220ページ 上製
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-8158-0704-7 C3033
奥付の初版発行年月:2012年09月
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-8158-0704-7 C3033
奥付の初版発行年月:2012年09月
内容紹介
歴史の転換点から全体像を冷静に捉える。—— 20世紀資本主義の生成と展開、成熟と終焉を、企業組織・国家システム・世界システムの三つの視角から整理し、その本質と限界を明快に描きだす通史。この巻では、主として19世紀末から第1次世界大戦までの時期、システムの出現を扱う。
目次
序 章 20世紀資本主義の歴史をどのように理解するか
第Ⅰ部 20世紀資本主義の出現
第1章 20世紀資本主義のブレイクスルー
第2章 大型企業体の生成
1 成立の条件
2 技術と企業組織
3 企業と経済社会 (1) —— 労働編成と管理組織
4 企業と経済社会 (2) —— 市場行動と金融システム
第3章 階級社会の解体と国家の社会的機能
1 19世紀階級社会の解体
2 社会改革と20世紀の構想
3 社会改革の開始 —— 福祉国家への道
第4章 20世紀世界システムの胎動
1 中心の機能分化
2 周辺工業化の進展
3 一次産品輸出地域の形成
第5章 多角的決済の世界システムと国際金本位制
1 20世紀初頭における多角的決済の世界システム
2 国際金本位制の歴史的性格
3 帝国主義時代と国際秩序の転換
おわりに