占領する眼・占領する声 CIE/USIS映画とVOAラジオ
A5判 398ページ
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-13-026232-3 C3021
奥付の初版発行年月:2012年07月
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-13-026232-3 C3021
奥付の初版発行年月:2012年07月
内容紹介
世界を覆い尽くすグローバルスタンダードとしてのアメリカ化(親米化)は冷戦期の日本を含めた東アジアでさまざまなメディアを駆使してどのように展開されたのか.本書ではCIE/USIS映画とVOAラジオを取り上げ,アメリカのメディア戦略と東アジア地域での受容から,その実相を明らかにする.
目次
総論 文化冷戦と戦後日本(土屋由香/吉見俊哉/井川充雄)
第1部 政策としてのメディア冷戦
第1章 アジア太平洋における政策とプロパガンダ(ケネス・オズグッド)
第2章 原子力平和利用USIS映画(土屋由香)
第3章 VOAフォーラム(井川充雄)
第4章 冷戦期アジアにおけるVOAの展開と中継所の世界的配置(小林聡明)
第5章 冷戦期アメリカの民族国家形成への介入とヘゲモニー構築の最前線(許殷)
第6章 農村青年のカリフォルニア訪問(メアリー・ティン・イー・ルー)
第2部 メディア冷戦を受容する
第7章 冷戦期のアメリカ広報外交とスポーツ(谷川建司)
第8章 衛生家族の誕生(身崎とめこ)
第9章 敗者による敗者のための映像(中村秀之)
第10章 CIE映画/スライドの日本的受容(原田健一)
第11章 もう一つのメディアとしての博覧会(吉見俊哉)
第12章 CIE映画フィルムのアーカイビング(とちぎあきら)
インタビュー 岡崎宏三、一倉秀男、鷹野光幸、関口哲男/石坂章子/モナ・ラッツ/田口 寧