新編 池田彌三郎の学問とその後
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-7664-1992-4 C0095
奥付の初版発行年月:2012年10月 / 発売日:2012年10月下旬
池田彌三郎の学問―霊魂信仰のゆくえを追う。
▼本書は、池田彌三郎の学問の継承者、故井口樹生氏が生前に執筆した、師の学問やその著作の紹介、さらに恩師との対談2本を、藤原茂樹慶應義塾大学文学部教授が再編集したものである。
▼10年前の私家版「池田彌三郎の学問とその後」は希少で再版の要望に応え、藤原茂樹が編集し直し、遺稿7本と対談2本を加えて新編とした。
目次
はじめに/再刊にあたって・藤原茂樹
第一部 昭和四十六年~昭和五十六年
死者の声――ノート整理を終えて
ぷろふぃーる 池田彌三郎
還立の詞
『まれびとの座 折口信夫と私』(池田彌三郎著)解説
書評『わが幻の歌びとたち――折口信夫とその周辺』(池田弥三郎著)
三田育直会嗜好 池田君繁盛記
ことわざの境遇――池田弥三郎『暮らしの中のことわざ』解説
書評『行くも夢 止まるも夢』(池田彌三郎著)
未整理の折口信夫国語学ノート
講座「古代学」の定着と展望――昭和五八年折口信夫没後三〇年に向って
第二部 昭和五十七年~平成四年
逝去まで
随身誄詞
魚津青島
師承の学・その展開
『日本文学伝承論』(池田彌三郎著)発刊をひかえて
先生の学問
芸能研究目的の模索
「神道概論」成稿まで
「言語伝承論」について――国語史研究の目的
書評『日本文学の〝 素材〟』(池田彌三郎著、池田光編)
愛 師弟と友人と
池田彌三郎<人物史・芸能研究の昭和(一)>
池田先生の学問とその後――霊魂信仰のゆくえ
神代と人倫 第一稿――折口信夫から池田彌三郎へ
第三部
対談 池田彌三郎×井口樹生
わたしの中のフォークロア
芸能史の制約と組織
池田彌三郎年譜/池田彌三郎著作目録
あとがき 藤原茂樹/初出一覧