WEB大学出版第55号をお届けします
ご一読下さい



《 特 集 》

大学出版の環境変化と対応戦略
日本・韓国・中国大学出版部協会合同セミナーの成果


 日本の大学出版部協会は、韓国・中国の各大学出版部協会と三カ国合同のセミナーを毎年行っています。2002年はその第6回目、韓国のソウル大学でひらかれました。
 大学とはもともと国際的なものだといえます。学問に国境はないからです。日本の大学出版部協会は、国際交流を協会の重要な機能として位置づけてきました。特に、地理的に近く、また文化的背景にも共通するものが多い韓国と中国の大学出版部とは、実際に人と人とが顔をあわせ直接討論することで、年1回の行事にとどまらない、東アジアの学術出版ネットワークを作りつつあります。
 しかし、言語・文化、経済状況、そして大学に見られる各国の違いゆえに、毎年のセミナーは私たちに共通理解をもたらしながら、次々と課題をなげかけもします。今回の特集では、今回の三カ国セミナーでの議論を紹介しながら、学術出版の国際交流の、現時点での成果と課題を考えてみたいと思います。







《 INDEX 》
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  〈ブルースの四季 冬〉
 *最も憂鬱な季節:湯川 新


  〈 特 集 1〉
 *大学出版の環境変化とその対応を考える:小林 敏


  〈 特 集 2〉
 *本格化する大学の競争と大学出版:後藤健介


  〈 特 集 3〉
 *変革期の学術出版とオンライン:笹岡五郎


  〈 特 集 4〉
 *考察・日韓中大学出版部の電子出版への取組み
  ――三カ国合同セミナーにおける議論の変遷:中村晃司


  〈 科学する目 8〉
 *一緒に暮らしたい動物:青木淳一


  〈 歩く・見る・聞く知のネットワーク 28 〉
 *ソウル「国立中央博物館」:古澤言太


 *大学出版部ニュース

  〈 製作の現場から[30]〉
 *デジタル世界の職人たち


  〈 デジタル出版最前線[8]〉
 *デジタル出版は読者の中に



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