WEB大学出版第52号をお届けします
ご一読下さい



《 特 集 》

専門書はネットで売れるのか?

 インターネットを利用して本を買うことは、ここ数年でかなり定着してきました。
 日本でオンライン書店が本格的なサービスを初めてから5年余が経過し、売上高は各社合わせて140億円程度と推定されます。この金額は書籍市場の1.5%を占めるにすぎませんが、この数字以上に出版社がオンライン書店に抱く期待値は高いといえます。
 とくに専門書出版社は、書店で売場を確保することが難しい現状もあり、オンライン書店を救世主としてとらえる見方があります。では現実に一定の評価と市場を確保した今、インターネットならではの本の販売傾向はあるのでしょうか。
 今回の特集では、電子商取引や書籍流通の点からオンライン書店の現状を分析するとともに、読者・書店・出版社にとってのメリットについて考えてみます。専門書販売に対して、期待に応えるだけの役割を発揮しているのか、さらに大きな力を発揮するためには何が必要なのか。専門書とオンライン書店のかかわりを見直してみたいと思います。







《 INDEX 》
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  〈ブルースの四季 春 〉
 *洪水の歌:湯川 新


  〈 特 集 1〉
 *EC商品としての「本」の価値:前川 徹


  〈 特 集 2〉
 *オンライン書店は出版社のためになるのか?:星野 渉


  〈 特 集 3〉
 *ネット書店とリアル書店の間で:松下恒夫


  〈 特 集 4〉
 *出版社によるオンライン販売:三浦義博


  〈 科学する目 5〉
 *雄と雌:青木淳一


  〈 歩く・見る・聞く知のネットワーク 25 〉
 *廣池千九郎記念館:多田敏雄


 *大学出版部ニュース

  〈 製作の現場から[27]〉
 *人生いろいろ 編集者もいろいろ


  〈 デジタル出版最前線[5]〉
 *文字は紙と仲が良い



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