地方都市とローカリティ 弘前・仕事・近代化
A5判 306ページ 並製
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-907192-37-2 C3036
奥付の初版発行年月:2016年03月
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-907192-37-2 C3036
奥付の初版発行年月:2016年03月
内容紹介
まちの佇まいは、そこに暮らす人々の仕事、家族、人生におけるそれぞれの営み、そしてまちの産業といった異なる時間軸が交差するところに立ち現れる——。本書は、旧城下町の歴史をたもちつつ常に外からの人や機関の流入に応じて変化し続けてきた地方の「まち」、青森県弘前市における「近代化」と「ローカリティの生成・再編」の過程を、6年間にも及ぶ綿密な社会学・人類学的フィールドワークおよびデータ検証を通じて明らかにする。
中心市街地の自営業商店、ものづくりの職人、工務店・建築会社、タクシー会社において、いかにして近代化がすすめられ、「まち」としてのアイデンティティが形成・再編されてきたのか。人々の地域間移動、イエの継承、ニーズの変化への対応など、多様な問題が社会学・人類学的理論と手法により鮮明に映し出される。地方都市の時間における仕事・暮らしのダイナミックな変化を浮き彫りにした待望の本格的研究!
目次
序 章 本書の目的と方法
第1章 旧城下町・弘前の概要
第2章 中心市街地の自営業商店
第3章 ものづくりの職人
第4章 工務店・建築会社
第5章 タクシー会社
終 章 結論