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 京都大学所蔵 明治大正期物理実験機器近代日本と物理実験機器

近代日本と物理実験機器 京都大学所蔵 明治大正期物理実験機器

永平 幸雄:編著, 川合 葉子:編著
菊倍判 370ページ
価格:13,200円 (消費税:1,200円)
ISBN978-4-87698-419-0(4-87698-419-0) C3040
奥付の初版発行年月:2001年07月 / 発売日:2001年07月下旬

内容紹介

京都大学に残される明治・大正期の350点にも上る物理実験機器は,わが国への近代科学の移入過程を示すきわめて貴重な資料である.詳細な写真図版を多用しながら,これらの保存機器・史料を,19世紀末の世界の機器製造技術史と物理教育史,および日本の近代化全体の中に位置づけて考察・紹介する.日本の機器史研究の先鞭をつける貴重書.


目次

はじめに

第1章 日本の近代化と物理実験機器
第1節 科学機器産業の国際的な展開
1-1 教育用科学機器の種類
1-2 技術専門教育の展開と教育用科学機器
1-3 大学における科学教育の確立と科学機器産業
第2節 岩倉使節団が見た米欧の近代産業
2-1 西学の要は究理を本となす
2-2 学制と外国人教師
第3節 初期の理化教育と教育科学機器群
3-1 Gratamaと舎密局
3-2 無国籍の市民Verbeck
第4節 製作学教場,科学機器製作の出発点

第2章 第三高等学校における物理学教育・研究の歴史と実験機器コレクション
第1節 機器台帳による三高コレクションの購入年の決定
第2節 明治19年以前の諸前身校時代
2-1 明治19年までの物理実験機器コレクション
2-2 物理器械数の推移
2-3 諸前身校における物理教育と担当教師
2-4 実験機器の購入経路
第3節 第三高等中学校時代(明治20-27年)
3-1 明治20-27年の物理実験機器コレクション
3-2 第三高等中学校の物理教育
3-3 水野敏之丞と電波研究機器
3-4 測量機器の購入経路
第4節 専門学校としての第三高等学校時代(明治28-30年)
4-1 第三高等学校の成立
4-2 明治28-30年に購入された物理実験機器
4-3 第三高等学校における物理教育と物理学教師
4-4 村岡範為馳とX線の研究
4-5 いくつかの実験機器の購入経路
第5節 第三高等学校・大学予科時代(明治31年以降)
5-1 大学予科時代の第三高等学校
5-2 明治31年から大正15年までの物理実験機器
5-3 物理学教科表と物理学担当教師
5-4 いくつかの興味深い実験機器とその購入経路

第3章 第三高等学校由来の物理実験機器
第1節 力学
1-1 単一器械
1-2 ジャイロスコープ
1-3 度量衡標本と天秤
力学の各実験機器
第2節 流体力学
2-1 大気と真空
2-2 気圧と温度
2-3 比重計
流体力学の各実験機器
第3節 音響学
3-1 弾性体の振動
3-2 振動数の測定
3-3 音叉の発達
3-4 波動模型
音響学の各実験機器
第4節 熱学
4-1 輻射熱の検出
4-2 温度の直接測定
4-3 熱量計
4-4 内燃機関
熱学の各実験機器
第5節 光学
5-1 反射と屈折,回折と干渉
5-2 望遠鏡と顕微鏡
5-3 カメラルシダと投影機
5-4 偏光器と検糖計
5-5 分光器
5-6 ヘリオスタット
光学の各実験機器
第6節 静電気と磁気
6-1 静電起電器
6-2 検電器と電気計
6-3 医療用電気機器
6-4 地磁気の測定
静電気と磁気の各実験機器
第7節 電磁気学
7-1 電池
7-2 電磁相互作用
7-3 電磁力で回転を起こす装置
7-4 抵抗器と抵抗測定
7-5 電流計と電圧計
7-6 電気通信
7-7 電気照明
電磁気学の各実験機器
第8節 真空放電とX線
8-1 放電管
8-2 X線管
真空放電とX線の各実験機器
第9節 測量と航海術
9-1 経緯儀
9-2 水準器
9-3 六分儀
9-4 磁気コンパス
9-5 クロノメーター
測量と航海術の各実験機器

補論 古典機器を撮影する

資料
1 第三高等学校物理実験機器コレクションの製造業者・納入業者一覧
2 第三高等学校物理実験機器コレクションの一覧表
 1.分類別
 2.購入年順
第3章各機器の参考文献と図版の出典
索引(人名・製造業者名/機器名/一般事項)


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