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イェイツ,ラーキンを中心に英詩の文体論批評

英詩の文体論批評 イェイツ,ラーキンを中心に

A5判 320ページ
価格:3,845円 (消費税:350円)
ISBN978-4-87698-050-5(4-87698-050-0) C3090
奥付の初版発行年月:1998年01月 / 発売日:1998年01月中旬

内容紹介

文や単語間の結合性(cohesion)や〈喚起指示詞〉に注目し,テキスト間の関係性を重視した従来とは異なった観点から, 有名な英詩群を読み解く.テキストをあまりに細分化する構造主義的文芸批評を越えた,新しい作品批評の方法を示す意欲作.


目次

はしがき

第1部 文体・批評・言語
  第1章 文体論について
  第2章 文学の言語と批評理論
  第3章 結束性(Cohesion)について
  第4章 英詩と喚起指示詞

第2部 文体論批評の実践
 W.B. イェイツ
  第1章 「レダと白鳥」
  第2章 「1916年の復活祭」
  第3章 ビザンティウム詩
  第4章 「学童の中で」
  第5章 天上と地上の間
  第6章 「気がふれたジェインの歌」
  第7章 イェイツ晩年の詩歌をめぐって
  第8章 詩の結末にみられるイェイツ的転換
 シェイクスピア
  第9章 『ソネット集』における鏡の論理と文体
 T.S エリオッ ト
  第10章 「プルーフロックの恋歌」
 ディラン・トマス
  第11章 ディラン・トマスの初期の詩二篇
 フィリップ・ラーキン
  第12章 「ブリーニーさん」
  第13章 光と影──ラーキンの列車の旅の詩
  第14章 ラーキン的二重性

 あとがき
 参考文献
 索引


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