戦後日本経済と政策金融 日本政策投資銀行を事例にして
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-87354-735-0 C3030
奥付の初版発行年月:2021年03月 / 発売日:2021年03月下旬
政府金融機関である日本政策投資銀行が創設の時から今日まで、民間実体経済に対する資金供給=金融経済の担い手として、政府による投融資活動を果たすことで日本経済に大きく寄与してきたことを解説する。
原田 輝彦(ハラダ テルヒコ)
原田輝彦(はらだ てるひこ)
1979年3 月、九州大学法学部卒業。日本開発銀行(現.日本政策投資銀行)入行。
2007年4 月、関西大学教授就任(政策創造学部/ 大学院ガバナンス研究科)、現在に至る。
<学歴:神戸大学大学院国際協力研究科博士後期課程3 年中退>
目次
Ⅰ はじめに
Ⅱ 本書全体を通じて、私が説明したいこと
1 総論
2 各論/問題の整理
2-1 マクロ経済と銀行の投融資行動を巡る状況を回顧する
2-2 銀行の与信判断基礎
2-3 金融System将来像の構築を巡る4つの視点
3 銀行を中心とするSystemの変化と日本政策投資銀行
Ⅲ 日本経済概観
1 日本経済の変化―戦前の日本経済
2 開国以降、19世紀末まで
3 19世紀末~第二次世界大戦まで
4 第二次世界大戦―15年戦争期~アジア太平洋戦争―まで
5 日本に於ける資本主義の発展状況について考える
Ⅳ 戦後の日本経済
1 占領下の日本経済
2 経済成長とその要因
3 高度経済成長とその終焉
4 安定成長~バブル経済~失われた20年
Ⅴ 金融経済について考える
1 貨幣と市場経済
2 貨幣の機能
2-1 市場経済社会で貨幣が果たす役割
2-2 銀行が貨幣を商品として取り扱う理由
3 金融取引とそのパラダイム変化
各論/ 金融仲介機能の変化について~法人企業の資金調達動向変化
Ⅵ 終わりに/日本政策投資銀行最新政策金融制度融資実例(例示列挙)
1 エネルギー分野
2 運輸・交通分野