東西学術研究所創立60周年記念論文集
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-87354-528-8 C3022
奥付の初版発行年月:2011年10月 / 発売日:2011年10月上旬
関西大学東西学術研究所は、1951年に創設され、本年で60周年を迎える。これまで本所は東西両洋の文化交流研究に多くの成果を上梓してきた。それらの成果は既に100冊を越えている。さらに新たな地平を開く意味で、東西文化交流という課題をもとに、現在関西大学に勤務する元研究員や現在の研究員による成果として上梓するものである。
目次
序文(松浦 章)
泊園書院の隆盛とその教育(吾妻重二)
「人間観察家協会」と初期人間学的まなざし(柏木 治)
〈生の論理学〉に向けて(木岡伸夫)
カール・ヒルティ晩年の思想の批判的考察(芝田豊彦)
唐物素材の能・狂言(関屋俊彦)
近世絵画史における浜田杏堂(中谷伸生)
政争のなかの科学事業(橋本敬造)
「清楽」考(長谷部 剛)
ゴメルス・カリーユの正体(平田 渡)
趙充国伝小考(藤田高夫)
火野葦平「妖亀伝」論 金銭に翻弄される物語(増田周子)
ヒンプンの諸相からみた中国文化の展開(森 隆男)
安禄山女婿李献誠考(森部 豊)
西欧的知性とその運命(井上克人)
域外中国語研究の新しい段階(内田慶市)
日本中世後期における経典解釈(大島 薫)
唐話資料「小孩児」の語法について(奥村佳代子)
Goliardic and Canonical:Two Treatments of the Mass in Harley 913(パトリック・オニール)
神楽と供物の構造とパフォーマンス分析(熊野 建)
エリストンから祖父エドワード・ギボンへのリン号持分の譲渡について(芝井敬司)
厳復と訳語:科学(沈 国威)
シンガポール・台湾の閩粤系廟と祭神(二階堂善弘)
「子供神」考へ向けて(蜷川順子)
延安の南泥湾五七幹部学校について(萩野脩二)
日本のナマハゲとヨーロッパのクランプス(浜本隆志)
アヘン戦争直前における廣州来航の欧米船(松浦 章)
ブラウンシュヴァイクにおけるオイレンシュピーゲルとムメの伝説(森 貴史)
コケインの国を求めて(和田葉子)