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社会と暮らしの地理ムラとマチの時空

ムラとマチの時空 社会と暮らしの地理

B5判 500ページ 上製
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-87354-459-5 C3025
奥付の初版発行年月:2008年03月 / 発売日:2008年03月上旬

内容紹介

 北陸の散居するムラとマチ、吉野山地の過疎化するムラと四国山地の別居隠居制下のムラ、そして大都市圏“周辺”地域のムラ・マチと地方都市圏のマチ・ムラ。近世から近代、そして高度経済成長期へと、それぞれの社会と暮らしの時空をめぐる諸相を社会地理学と複雑性の視点から論じる。


目次

序 論
第Ⅰ部 社会地理学的研究の視点―フランス地理学から―
 第1章 社会の地理学的研究の視点―フランスの場合
 第2章 ブリューヌの人文地理学体系と方法―批判と展望
第Ⅱ部 ムラ・マチ地域の形成と展開―砺波散村地域―
 第3章 散村の社会空間構造とその展開  
 第4章 村落間にわたる水利とその類型―近世
 第5章 神社の広域祭祀圏と広域社会空間―近世
 第6章 マチ・ムラ地域の展開と村落社会―近世
 第7章 ムラ商人の地域的展開とマチ・ムラ空間―近世後期
 第8章 現代散村の経済的・社会的変容―鷹栖
 第9章 現代散村における居住様式の変化―鷹栖
第Ⅲ部 山村社会の衰退と持続
 第10章 挙家離村の実態と過疎問題―奈良県吉野山地のムラ
 第11章 共有林野の分解と存続―奈良県吉野山地のムラ
 第12章 家制度と村落社会―四国山地における隠居制山村
第Ⅳ部 都市化と“周辺”地域
 第13章 都市圏の地域研究をめぐって―「文化」と「複雑性」の視点から
 第14章 “周辺”地域からみた大阪大都市圏
 第15章 都市化と村落社会―大阪府南部の“周辺”地域
 第16章 住宅都市化と地域経済―大阪府北部の“周辺”都市
 第17章 企業誘致と地域経済・社会―熊本市東部の“周辺”地域


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