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いま、ことばを立ち上げること

K. G. りぶれっと
いま、ことばを立ち上げること

A5判 104ページ
価格:990円 (消費税:90円)
ISBN978-4-86283-296-2 C1036
奥付の初版発行年月:2019年11月 / 発売日:2019年11月下旬

内容紹介

様々な立場から「ことば」の立ち上げの現場に関わってきた方々を迎え「いま、ことばをどう立ち上げるか」をテーマに2018年に開催した関西学院大学出版会設立20周年記念シンポジウムの講演録

著者プロフィール

林 香里(ハヤシ カオリ)

林 香里
1963年名古屋市生まれ。
専門 ジャーナリズム/マスメディア研究。
ロイター通信東京支局記者、東京大学社会情報研究所助手などを経て、現在東京大学大学院情報学環教授。
〈著書〉
『メディア不信─何が問われているのか』岩波新書、2017年。『〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム─ケアの倫理とともに』岩波書店、2011年。『テレビ報道職のワーク・ライフ・アンバランス─13局男女30人の聞き取り調査から』大月書店、2013年(共編著)。

細見 和之(ホソミ カズユキ)

細見 和之
1962年兵庫県丹波篠山市生まれ、丹波篠山市在住。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門はドイツ思想。20歳のころから詩を書き、文学と哲学を二本の柱としてきた。同時に、大学卒業後生徒として入学していた大阪文学学校の校長を、2014年から務めている。
〈著書〉
『アイデンティティ/他者性』岩波書店、1999年。『フランクフルト学派』中公新書、2014年。『「投壜通信」の詩人たち』岩波書店、2018年3月。

石井 伸介(イシイ ノブスケ)

石井 伸介
1963年北海道生まれ、東北育ち。1986年、文教大学情報学部卒。同年、プレジデント社入社。「プレジデント」副編集長、書籍部長等を経て2013年退職。2014年、神戸にて株式会社苦楽堂を創業。
〈主要編集担当書籍〉
『海の本屋のはなし』平野義昌著、2015年。
『本屋、はじめました』辻山良雄著、2017年。
『スリップの技法』久禮亮太著、2017年。

細川 周平(ホソカワ シュウヘイ)

細川 周平
1955年大阪生まれ。国際日本文化研究センター教授。専門は音楽文化史、日系ブラジル文化史。
〈著書〉
『遠きにありてつくるもの─日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』みすず書房、2008年(読売文学賞受賞)。『サンバの国に演歌は流れる』中公新書、1995年。『シネマ屋、ブラジルを行く』新潮選書、1999年。『日系ブラジル移民文学 日本語の長い旅』(全二巻)みすず書房、2012-13年。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

あいさつ・趣旨説明  田村和彦
言葉はなぜ立ち上がらないのか? 「メディア不信」と日本社会の行方  林 香里
生きる糧になる言葉をもとめて—大阪文学学校校長として  細見和之
「あたりまえのこと」ほど伝わらない  石井伸介
ブラジルで書く日本語—松井太郎の場合  細川周平
シンポジウム いま、ことばを立ち上げること


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