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フランク史I クローヴィス以前

フランク史I クローヴィス以前

A5判 400ページ 上製
価格:7,920円 (消費税:720円)
ISBN978-4-8158-1030-6 C3022
奥付の初版発行年月:2021年07月 / 発売日:2021年07月上旬

内容紹介

ヨーロッパのもう一つの起源――。欧州はギリシア・ローマからまっすぐに生まれたのではない。世界システムの大変動後、遠隔地交易、ローマ帝国との対抗、民族移動などを経て誕生した、500年にわたるフランク国家。「自由なる民」の淵源から王朝断絶までをたどる初めての通史。本巻では、初代王にいたる波乱の歴史を描く。

著者プロフィール

佐藤 彰一(サトウ ショウイチ)

1945年生まれ。1978年、早稲田大学文学研究科博士課程退学。名古屋大学文学研究科教授などを経て、現在、名古屋大学名誉教授、日本学士院会員、フランス学士院会員、博士(文学)。著書、『修道院と農民』(名古屋大学出版会、1997年、日本学士院賞)、『ポスト・ローマ期フランク史の研究』(岩波書店、2000年)、『中世初期フランス地域史の研究』(岩波書店、2004年)、『中世世界とは何か』(岩波書店、2008年)、『歴史書を読む』(山川出版社、2004年)、『カール大帝』(山川出版社、2013年)、『禁欲のヨーロッパ』(中公新書、2014年)、『贖罪のヨーロッパ』(中公新書、2016年)、『剣と清貧のヨーロッパ』(中公新書、2017年)、『宣教のヨーロッパ』(中公新書、2018年)、『歴史探究のヨーロッパ』(中公新書、2019年)ほか

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに

第I部 起源の地を求めて

第1章 大西洋世界の展開と青銅器時代後期システムの崩壊
1 東地中海からのアウトリーチ
2 大西洋世界の展開
3 青銅器社会の崩壊と世界システムの「成長局面」

第2章 北海・バルト海地方と東地中海文化の接触
1 ピュティアスの北方探索
2 ギリシア人とバルト海・北海地方
3 ヘルゴラントと琥珀交易

第3章 ローマ人のエルベ川流域への進出計画
1 二つの世界の境界としてのライン川
2 ゲルマニア属州化構想へ
3 ウァルスの大敗北
4 ゲルマニクスの挫折とゲルマン軍隊王権の確執

第4章 ゲルマン諸部族の再編へ
1 世界システム論における西暦一世紀
2 バルト海地方へのローマからのアプローチ
3 マルコマンニ戦争の勃発
4 ゲルマン諸部族の再編成

第II部 フランク同盟の盛衰

第5章 侵略と土地占取の時代
1 初期の様相
2 ローマ軍との協力関係
3 土地占取

第6章 帝国に奉仕するフランク人
1 コンスタンティヌス大帝とフランク同盟
2 ポスト・コンスタンティヌス大帝の帝国
3 ユリアヌス帝の旗のもとで

第7章 フランク首長層の台頭と転落
1 ウァレンティニアヌス一世とフランク同盟
2 フランク人のローマ政界進出
3 フランク人の政治的没落とフン族の到来

第III部 フン族の影のもとで

第8章 五世紀初頭の政治動向とガリア
1 スティリコとアラリックの角逐
2 スティリコ以後の西ローマ帝国とガリア
3 ゲルマン民族大侵入後のフランク同盟

第9章 西ローマ帝国・ヴァンダル族・フン族
1 権力闘争の激化とフン族の独自性
2 アッティラの攻勢
3 カタラウヌムへの道

第10章 メロヴィング朝の起源とキルデリクス一世
1 西帝国の終焉とゲルマン諸部族
2 起源伝承からの照射
3 キルデリクス墓陵からの照射

おわりに

あとがき

引用文献
図版一覧
索引


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