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 占領下日本の文化再建敗戦とハリウッド

敗戦とハリウッド 占領下日本の文化再建

A5判 312ページ 上製
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-8158-0775-7 C3074
奥付の初版発行年月:2014年07月 / 発売日:2014年07月上旬

内容紹介

アメリカ映画を抱きしめて——。占領政策の一環としてハリウッド映画を利用したGHQと、その到来を歓迎して映画館へと押し寄せた日本人。両者の関係を多面的な交渉のプロセスと捉え、検閲・配給・宣伝をめぐる様々な試行錯誤から、ファン文化の形成まで、熱狂と葛藤に満ちた占領の文化史を描き出す。


目次

はじめに

第1章 戦前の日本市場での挑戦
1 「グローバル・ハリウッド」の誕生
2 日本における映画の誕生
3 ハリウッドの進出
4 反発する日本映画
5 「国民文化」の保護
6 「始まり」の「終わり」

第2章 コーポラティズムの再生
――ハリウッド・戦争・占領
1 ハリウッド、戦争へ行く
2 「小さな国務省」の誕生
3 戦争から占領へ
4 日本映画の「再編」
5 特権化されたハリウッド

第3章 闘争の空間
――占領期の検閲と日本映画
1 苦境に立つ産業
2 終わらない介入
3 拮抗するポリティクス
『醉いどれ天使』/『長崎の鐘』/『大菩薩峠』

第4章 ハリウッド 対 占領
1 新たなコーポラティズムの形成
2 ハリウッド映画の検閲
戦争/暴力と社会の混乱/人種問題と植民地主義/アメリカニズム
3 分裂の危機

第5章 文化の泉
――ハリウッドの配給と宣伝について
1 ハリウッドという「虹色同盟」
2 「文化」の宣伝
3 「文化」と作品
『アメリカ交響楽』/『若草物語』/『大平原』/『都会の叫び』

第6章 文化の興行
――映画館とアメリカ映画の上映について
1 日本、興行零年
2 質の「改善」
3 「質」をめぐるポリティクス
丸の内スバル座/名古屋ステート座/長崎第一国際劇場

第7章 文化人と「啓蒙」への渇望
1 終戦までの映画批評の展開
2 組織化される「鑑賞指導」
3 ハリウッドの伝道師たち
中野五郎/本多顕彰/坂西志保

第8章 『映画の友』とアメリカ映画ファン文化の形成
1 『映画の友』の再生
2 「淀川長治時代」の到来
3 花開く「友の会」
4 ファンの多様性

おわりに

あとがき

参考文献
資料
図表一覧
索引


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