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政権交代、コアビタシオン、そして憲法院法にとらわれる政治

日本比較法研究所翻訳叢書73
法にとらわれる政治 政権交代、コアビタシオン、そして憲法院

A5判 上製
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-8057-0374-8 C3332
奥付の初版発行年月:2016年08月 / 発売日:2016年08月中旬

内容紹介

本著は、憲法、比較法、フランス法、フランス政治に関わるものである。立憲主義とは何かが日本でも問われた。本著はまさに、この立憲主義とは何かを解明するものであり、フランスの憲法学の重鎮であるファヴォルーの、今日では古典的名著ともいわれている著作の翻訳である。フランスにおける政権交代やコアビタシオン(保革共存)の経験を通して、政治権力が憲法に従うことの重要性、憲法裁判で政治権力が憲法によって制限されることの重要性を検証している。この経験から、フランスでは、憲法裁判所による法律の違憲審査制が確立した。対象となる読者層としては、法学・政治学の研究者、学生、民主主義のあり方に関心をもつ市民を予想している。

著者プロフィール

植野 妙実子(うえの まみこ)

中央大学教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

〈主要目次〉
第1部 単純な政権交代期

第1章 憲法院によって「調整された」政権交代
第2章 政権交代期における公権力と憲法院
第2部 コアビタシオンとなる政権交代期
第1章 憲法院によって「枠づけられる」コアビタシオン
第2章 コアビタシオン期における憲法院と公権力


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