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 理論と実践から学ぶ心理劇入門

心理劇入門 理論と実践から学ぶ

日本心理劇学会:監修, 土屋 明美:編著, 茨木 博子:編著, 吉川 晴美:編著
A5判 276ページ 並製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-7664-2703-5 C3011
奥付の初版発行年月:2020年10月 / 発売日:2020年10月下旬

内容紹介

心理劇の多様性と可能性を求めて

モレノが創始した「サイコドラマ」は、日本では「心理劇」と訳され、集団心理療法のひとつとして発展してきた。心理劇の基本を解説し、心理・医療・教育・福祉などの実践例を挙げることで、人間関係の問題解決や幸福追求のメソッドとしての可能性を探る。

▼集団心理療法、心理劇実践のフロントランナーたち執筆の入門書。
▼心理劇実践者に必須の基礎、および専門知識を提示。
▼心理・医療・教育・福祉などの現場における実践事例を多数紹介。

いじめ、ハラスメントなどの問題は、集団内での人間関係のバランスが要因になっていることが多い。
心理劇は、集団の中での個々人の自己洞察を通して、人間関係の改善をめざす心理療法である。
本書は日本での心理劇の展開の歴史、心理劇のすすめ方、基本技法を解説。また日本で発展してきた心理・医療・福祉・教育などの現場における心理劇の実践事例を多数紹介する。

著者プロフィール

日本心理劇学会(ニホンシンリゲキガッカイ)

Japan Psychodrama Association
1984年「日本心理劇連合会」が発足、毎年1回連合会を開催。その後、同連合会は発展的解消をし、1995年に「日本心理劇学会」として発足。心理劇に関する研究の推進、心理劇の技術の向上、心理劇の専門家の育成と交流、実践の拡大と啓発を目的とする。主たる活動は、毎年1回の大会開催、研修会開催、学会誌「心理劇」発行。

土屋 明美(ツチヤ アケミ)

東京薬科大学監事。日本心理劇学会理事長。日本心理劇協会代表。臨床心理士。公認心理師。グループサイコセラピスト。
お茶の水女子大学大学院児童学専攻修士課程修了。相州病院・相州ビナシティメンタルクリニック心理課長、東京薬科大学薬学部教授などを経て現職。
主著『薬学生のための人間の心理と行動理解』(東京薬科大学出版会、2016年)『楽しみを舞台にのせて――ともに創る心理劇』(共編著、ななみ書房、2014年)ほか。

茨木 博子(イバラギ ヒロコ)

駒澤大学文学部心理学科教授。すがのクリニック心理課顧問。博士(心理学)。
日本心理劇学会常任理事。日本芸術療法学会理事。臨床心理士。芸術療法士。
上智大学大学院文学研究科教育学専攻博士課程満期退学。針生ヶ丘病院臨床心理士、福島県白河市教育委員会嘱託スクールカウンセラー、すがのクリニック心理課長などを経て現職。
主著『心理学』(共著、新曜社、2014年)、『サイコドラマの現在(現代のエスプリ459)』(共著、至文堂、2005年)ほか。

吉川 晴美(ヨシカワ ハルミ)

東京福祉大学大学院社会福祉学研究科・保育児童学部教授。東京家政学院大学名誉教授。
日本心理劇学会常任理事。臨床心理士。
お茶の水女子大学大学院児童学専攻修士課程修了。心身障害児総合医療療育センター心理士、お茶の水女子大学非常勤講師、東京家政学院大学・大学院教授などを経て現職。
主著『人間関係の心理臨床』(共編著、慶應義塾大学出版会、2017年)、『家庭支援の保育学』(共編著、建帛社、2010年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

刊行によせて
はじめに

第Ⅰ部 心理劇の基本

 第1章 心理劇とは何か
  第1節 心理劇のはじまり
  第2節 日本への導入と展開
  第3節 心理劇の特性とねらい
  第4節 日本心理劇学会と心理劇の普及

 第2章 心理劇の基礎理論
  第1節 心理劇の基礎概念
   自発性、創造性/役割/余剰現実(サープラス・リアリティ)/
   ソーシャル・アトム/ソシオメトリー
  第2節 心理劇の技法(日本心理劇学会の定義から)
   サイコドラマ/ソシオドラマ/ロール・プレイング/アクションメ
   ソッド/プレイバックシアター
  第3節 モレノにおける心理劇の基本技法
   ダブル(二重自我法)とミラー(鏡映法)/ロール・リバーサル
   (役割交換)/空き椅子(エンプティ・チェア)/未来投影(フュ
   ーチャー・プロジェクション)/マジックショップ(魔法の店)
  第4節 心理劇のすすめ方と構成要素
   基本的すすめ方/すすめ方の留意点/構成要素

第Ⅱ部 心理劇の実践

 第3章 教育・福祉の現場における心理劇
  第1節 保育園・幼稚園における心理劇
  第2節 学校教育(道徳)における心理劇
  第3節 不登校支援施設における心理劇
  第4節 発達に課題のある児童・生徒への心理劇
  第5節 子育て支援の心理劇
  第6節 教育相談と心理劇的アプローチ

 第4章 心理・社会的支援の心理劇
  第1節 私設心理相談機関における心理劇
  第2節 アウトリーチにおける心理劇
  第3節 自己啓発、成長の心理劇
  第4節 地域(研究会)における心理劇

 第5章 精神科医療の現場における心理劇
  第1節 精神科リワークにおける心理劇
  第2節 精神科デイケアにおける心理劇

 第6章 対人援助職者養成のための心理劇
  第1節 心理臨床者養成のための心理劇
  第2節 保育者・教員養成の心理劇
  第3節 医療従事者・心理支援者養成の心理劇
  第4節 ケアワーカー養成の心理劇


  コラム  1 映画と心理劇/2 心理劇とSST/3 心理劇と森田療
  法/4 ドラマセラピー

おわりに
索引
執筆者一覧

【共著者】(五十音順)
浅野恵美子  元沖縄キリスト教短期大学保育科教授
安藤嘉奈子  共立女子大学家政学部教授
石川淳子  さっぽろ駅前クリニック臨床心理士
磯田雄二郎  高草会焼津病院院長
岩城衆子 文京区教育センター主査(心理)
浮田徹嗣  横浜市立大学国際教養学部准教授
小笠原美江  臨床心理士
岡嶋一郎  西九州大学子ども学部教授
尾上明代  立命館大学人間科学研究科教授
川幡政道  横浜市立大学名誉教授
小林ひとみ  NPOストレス対処法研究所理事
櫻井靖史  アイビジョングループ代表
佐藤豊  防衛医科大学校心理学科講師
島谷まき子  昭和女子大学大学院生活機構研究科教授
春原由紀  武蔵野大学名誉教授
髙原朗子  福岡発達障害療育研究所所長
谷井淳一  ルーテル学院大学総合人間学部教授
藤堂宗継  山崎病院臨床心理士
時田学  日本大学大学院総合社会情報研究科・商学部准教授
中込ひろみ  PALラボ主宰
信田さよ子  原宿カウンセリングセンター所長
早川裕隆  上越教育大学大学院学校教育研究科教授
針塚進  筑紫女学園大学人間科学部特任教授
前田潤  室蘭工業大学大学院教授
牧裕夫  作新学院大学人間文化学部教授
増野肇  ルーテル学院大学名誉教授
宮崎良洋  米子病院リハビリテーション室デイケア主任
武藤安子  横浜国立大学名誉教授
諸江健二  アンジェ心療クリニック院長
矢吹芙美子  元共立女子大学教授
横山太範  さっぽろ駅前クリニック院長
義永睦子  武蔵野大学教育学部教授


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