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 ベルリンの壁崩壊後のヨーロッパをめぐる闘争1989 上

1989 上 ベルリンの壁崩壊後のヨーロッパをめぐる闘争

四六判 256ページ 上製
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-2621-2 C0030
奥付の初版発行年月:2020年03月 / 発売日:2020年03月上旬

内容紹介

その壁を突き破れ!

ベルリンの壁はなぜ崩壊したのか――
崩壊の危機にあるソ連の再興を図るゴルバチョフと
ドイツ再統一を目論むコール。
いま、冷戦後の新生ヨーロッパをめぐる戦いの火蓋が切られる!

1989年11月9日、突如として、ベルリンの壁は崩壊した。
なぜ、崩壊したのか――。

誰もが予想だにしない事態に立ちすくむなか、
この好機を逃すまいと、西ドイツ首相ヘルムート・コールは、
東西ドイツの統一に向けて動き始める。
だが、その行く手には、崩壊の危機にあるソ連の再建を図るため、
「ヨーロッパの共通の家」という壮大な構想を打ち出したゴルバチョフ、
米ソに代わる第三極としてのヨーロッパの拡大を企むミッテラン、
NATOを拡張し、アメリカのプレゼンスの強化を目論むブッシュが待ち構えていた――。

ベルリンの壁崩壊の激動の一日と、
崩壊後の歴史のダイナミズムをリアルに描き出す力作。

著者プロフィール

メアリー・エリス・サロッティ(メアリー エリス サロッティ)

ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)Marie-Josée and Henry R. Kravis講座特別招聘教授(DP)。ハーヴァード大学ヨーロッパ研究センター研究員。外交問題評議会(the Council of Foreign Relations)メンバー。ハーヴァード大学歴史・科学部卒業後、イェール大学にてPh.D.取得。本書のほかに、The Collapse: The Accidental Opening of the Berlin Wall や5冊の編著書がある。本書とThe Collapse はFinancial Times のBooks of the Yearに輝いている。

奥田 博子(オクダ ヒロコ)

関東学院大学教授。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。ノースウエスタン大学にてPh.D.取得。著書に『原爆の記憶』『沖縄の記憶』『被爆者はなぜ待てないか』、論文に“China’s ‘peaceful rise/peaceful development’: A case study of media frames of the rise of China”などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに

序 章 東西冷戦後のヨーロッパを創造する―― 一九八九年と秩序の構築

第1章 一九八九年の夏から秋に、何が変わったのか?
 天安門事件は通用せず/ アメリカは介入せず/ 現状に納得せず/ 
 東ドイツ市民に自信がよみがえる/ テレビが現実を変える/ おわり
 に

第2章 戦勝四ヶ国の復権か連邦国家の再生か
 一一月九日の夜に/ 次に一体、何が起きるのか?/ (占領?)四ヶ
 国/ 飴、果物、そしてセックス/ ポルトゥガロフの後押し/ 過去
 の亡霊がよみがえる/ 復元モデルと再生モデルは破綻する/ おわり
 に

第3章 一九九〇年に生まれた壮大なヴィジョン
 円卓会議/ 反革命?/ 危うくテロの局面に陥りそうになった結果/
 賠償金とNATOをめぐる論争の抬頭/ 「NATOの管轄権は東方へ一イ
 ンチたりとも動くことはないであろう」/ 所有多元主義/ おわりに

原註(はじめに~第3章)


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