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中国の地域産業構造分析

慶應義塾大学産業研究所叢書
中国の地域産業構造分析

B7 320ページ 上製
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-7664-1528-5 C3333
奥付の初版発行年月:2008年08月 / 発売日:2008年08月上旬

内容紹介

中国国内の地域間格差の実証的分析。
▼膨大な統計資料から地域内産業連関表および地域間産業連関表を作成して各地域の経済特性および相互依存関係を分析、地域間経済格差を発生させる要因を実証的に解明する。
▼「地域間経済格差」=「地域間の経済発展段階の違いによって発生した格差」と捉え、中国における地域経済の発展メカニズムを明らかにし、今後の進むべき方向性を提示する。


宮川幸三(みやがわ こうぞう)
慶應義塾大学産業研究所准教授。
最終学歴:慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。

王 在喆(おう ありよし)
立正大学経済学部教授。
最終学歴:慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。

胡 祖耀(こ そよう)
慶應義塾大学産業研究所研究員。
最終学歴:慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。

清水雅彦(しみず まさひこ)
慶應義塾大学経済学部教授。
最終学歴:慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。

新井益洋(あらい ますよう)
慶應義塾大学産業研究所教授。
最終学歴:慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。

石田孝造(いしだ こうぞう)
立正大学経済学部教授。
最終学歴:慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。





目次

はしがき

第1章 本書における研究の目的および概要
 1 研究の目的——地域産業構造分析の必要性
 2 分析視点
 3 本書の概要

第2章 地域産業連関分析の理論
 1 地域産業連関表の必要性に関する理論的考察
 2 地域産業連関表の表章形式と分析モデル
 3 地域産業構造分析への地域産業連関表の適用

第3章 スカイライン分析による地域産業構造の観察
 1 問題意識
 2 スカイライン分析の方法
 3 新たなスカイライン分析の方法
 4 分析結果
 5 地域経済の産業構造と経済発展に関する考察

第4章 地域間産業連関表を用いた地域経済格差に関する実証分析
 1 問題意識
 2 分析手法
 3 中国地域間産業連関表に基づく分析結果
 4 中国の地域経済格差問題に関する考察

第5章 上海の「化学工業」に関する分析事例
    ——雇用面から見た上海とその他地域の相互依存関係
 1 中国の経済成長と産業構造・就業構造の変化
 2 中国の化学工業と上海の化学工業の変遷およびその特徴
 3 地域産業連関表に付帯する就業者ベース雇用マトリクスの作成
 4 地域間の雇用誘発効果に関する分析
 5 結論と今後の課題

第6章 地域間のエネルギー需給関係に関する分析
 1 中国の地域格差の現状
 2 成長拠点としての上海のエネルギー需給バランス
 3 中国経済の地域間依存関係について
 4 7地域の「1997年中国地域間産業連関表」について
 5 エネルギー需給に関する地域間依存関係の計算式
 6 エネルギー需給についての地域間相互依存関係
 7 中国におけるエネルギー需給についての地域間相互依存

補論 中国地域間産業連関表の作成
 1 Leontief and Strout(1963)におけるグラビティモデル
 2 グラビティモデルの推定——中国の事例
 3 中国地域間産業連関表の作成

参考文献
索引


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