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リベラルな多文化主義

叢書 21COE-CCC 多文化世界における市民意識の動態29
リベラルな多文化主義

A5判 222ページ 上製
定価:3,200円+税
ISBN978-4-7664-1451-6 C3331
奥付の初版発行年月:2007年12月

内容紹介

▼ジョン・ロールズを継承する「現代リベラリズム」と「多文化主義」とを架橋する、「リベラルな多文化主義」はどこまで可能かを考察した、問題提起の書。
▼「反差別」および「国家の中立性」などを掲げ、しばしば「中立的な」普遍主義とみなされる現代リベラリズムは、文化保護政策を推進する多文化主義の理論と実践にいかに応答しうるのか。現代政治理論の難問に正面から取り組んだ意欲作。


松元雅和(まつもと まさかず)
慶應義塾大学21COE多文化市民意識研究センター研究員。
1978年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程、英国ヨーク大学大学院政治学研究科修士課程修了。M.A.(政治哲学)。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。
主要著作に、『ポスト・ウォー・シティズンシップの構想力』(共著、慶應義塾大学出版会、2005年)、「マイケル・ウォルツァーの普遍主義的倫理」『政治思想研究』第5号、2005年5月、“From Recognizing Difference to Recognizing Equality,” Journal of Political Science and Sociology, No.5, February 2006、「ウォルツァー『複合的平等論』の再検討」『法学政治学論究』第69号、2006年夏季、「自律と文化」『倫理学年報』第56集、2007年3月など。

目次

序章  

第1部 リベラリズム・多文化主義論争の修正
第1章 リベラリズムと多文化主義の論争  
第2章 リベラリズムは「差異を顧慮しない」か
  —平等保護と集団別処遇の一解釈  
第3章 国家中立性と文化保護政策
  —リベラルな多文化主義は可能か  
第1部のまとめ

第2部 リベラルな多文化主義の論理
第4章 自律と文化—キムリッカ多文化主義論の批判的考察
第5章 公正としての多文化主義
  —パレクとバリーの論争を手がかりに
第6章 「自尊心の社会的基礎」とリベラルな多文化主義の課題
第2部のまとめ

終章 結論と政策的展望
  


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