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ホルバインの生涯

ホルバインの生涯

A5判 404ページ 上製
定価:6,500円+税
ISBN978-4-7664-1439-4 C70
奥付の初版発行年月:2007年11月

内容紹介

珠玉の作品で辿る生涯
▼名作《死の舞踏》を育んだ第2の故郷バーゼルをあとに、イギリスに渡ったハンス・ホルバイン。宮廷で美を競う人々の肖像画を描き、大きな賞賛を受けるに至りながらも、病により忽然と世を去ったこの天才画家の決定版評伝。45年の短い生涯に受けたデューラーの精神的影響をも探る、老練な美術史家の新しい取り組み。理解を助ける図版を多数収載。
▼ホルバインを扱った書籍がほとんど入手できない現在、待望久しい出版である。


海津忠雄(かいづ・ただお)
慶應義塾大学名誉教授。文学博士。
1930年生まれ。1955年、慶應義塾大学文学部卒業。60年、同大大学院博士課程修了。美学・西洋美術史専攻。1965-66年バーゼル大学に留学。慶應義塾大学教授、東亜大学大学院教授を歴任。
著訳書に、『デューラーとその故郷』(慶應義塾大学出版会、2006年)、『レンブラントの聖書』(慶應義塾大学出版会、2005年)、ハインリヒ・ヴェルフリン『美術史の基礎概念』(慶應義塾大学出版会、2000年)、『ホルバイン 死の舞踏—新版』(岩崎美術社、1991年)、『肖像画のイコノロジー——エラスムスの肖像の研究』(多賀出版、1987年)、『中世人の知恵——バーゼルの美術から』(新教出版社、1984年)、『愛の庭——キリスト教美術探求』(日本基督教団出版局、1981年)、『レンブラントのイエス伝——素描と銅版画による』(共編、新教出版社、1975年)、『ホルバイン』(岩崎美術社、1974年)などがある。

目次

序章 ホルバイン登場
 1 エラスムスの『痴愚礼讃』の挿絵
 2 アンブロージウス・ホルバイン
 3 ルツェルン時代のホルバイン
 4 ホルバイン父子のガラス絵

Ⅰ ホルバインの父
 1 旅をする画家
 2 フランクフルト時代
 3 肖像画の問題
 4 最後の大作《生命の泉》
 5 晩年の父ホルバイン

Ⅱ ホルバインの技法
 1 マイヤー夫妻の肖像
 2 ホルバインの聖母祭壇画
 3 聖母祭壇画の模作
 4 「ホルバイン論争」

Ⅲ 死せるキリスト
 1 キリストの受難
 2 死せるキリスト

Ⅳ ホルバインと宗教改革
 1 エラスムスとルター
 2 ホルバインの《主の祈り》
 3 仲保者キリストのいる構図
 4 論争のための木版画
 5 図像闘争

Ⅴ 死の舞踏
 1 聖書が語る人間の死
 2 ホルバインの《死の舞踏》前史
 3 ホルバインの《死の舞踏》

Ⅵ イギリス時代のホルバイン
 1 最初のイギリス滞在
 2 サー・トマス・モア家族図
 3 バーゼル帰郷
 4 再度のイギリス滞在
 5 イングランドの宗教改革
 6 ヘンリ八世の宮廷画家として

終章 ホルバイン退場
 1 晩年のホルバイン
 2 ホルバインとイタリア

索引


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