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 統治性・セキュリティ・闘争フーコーの後で

フーコーの後で 統治性・セキュリティ・闘争

芹沢一也:編著, 高桑和巳:編著
四六判 280ページ 並製
定価:2,000円+税
ISBN978-4-7664-1404-2 C10
奥付の初版発行年月:2007年09月

内容紹介

コレージュ・ド・フランス講義録を媒介に、1970年代後半のフーコーの問題系にフォーカス。
この時期のフーコーの関心は、社会防衛、セキュリティ、統治論、自由主義論などに
あり、それらは私たちの(たとえば現在の日本の)日々の問題の核心とつながっている。
気鋭の論客たちが、理論、運動 - 政治、社会それぞれの側面から、フーコーを読み、
使いまわし、今日の社会・世界に向かう新たな視座を提示する。


[編者]
芹沢一也(せりざわ かずや)
1968年生まれ。Synodos主宰。京都造形芸術大学非常勤講師。
著書:『〈法〉から解放される権力 犯罪、狂気、貧困、そして大正デモクラシー』(新曜社、2001年)、『狂気と犯罪 なぜ日本は世界一の精神病国家になったのか』(講談社新書、2005年)、『ホラーハウス社会 法を犯した「少年」と「異常者」たち』(講談社新書、2006年)等。

高桑和巳(たかくわ かずみ)
1972年生まれ。慶應義塾大学理工学部専任講師。
訳書:ジョルジョ・アガンベン『人権の彼方に 政治哲学ノート』(以文社、2000年)、同『ホモ・サケル 主権権力と剥き出しの生』(以文社、2003年)、同『バートルビー 偶然性について』(月曜社、2005年)、ミシェル・フーコー『安全・領土・人口』(筑摩書房、2007年)等。


[執筆者](執筆順)
重田園江(おもだ そのえ)
1968年生まれ。明治大学政治経済学部准教授。
著書:『フーコーの穴 統計学と統治の現在』(木鐸社、2003年)。『帝国論』(共著、講談社、2006年)、『社会調査と権力 〈社会的なもの〉の危機と社会学』(世界思想社、2007年)。訳書:イアン・ハッキング『偶然を飼いならす 統計学と第二次科学革命』(石原英樹との共訳、木鐸社、1999年)等。

土佐弘之(とさ ひろゆき)
1959年生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科教授。
著書:『アナーキカル・ガヴァナンス 批判的国際関係論の新展開』(御茶の水書房、2006年)、『安全保障という逆説』(青土社、2003年)、『グローバル/ジェンダー・ポリティクス 国際関係論とフェミニズム』(世界思想社、2000年)等。

箱田 徹(はこだ てつ)
1976年生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程。
論文:「エロスの技法を再考する フーコー統治論の形成過程」『社会思想史研究』第31号(藤原書店、2007年)、「夢と痕跡から夢見る主体へ 後期フーコーの主体概念への一考察」『社会思想史研究』第28号(藤原書店、2004年)。訳書:トニ・ネグリ「マルチチュードの存在論的定義に向けて」『非対称化する世界』(以文社、2005年)等。

廣瀬 純(ひろせ じゅん)
1971年生まれ。龍谷大学経営学部専任講師。仏・映画批評誌『VERTIGO』(

目次

   高桑和巳

Ⅰ 統治性
 重田園江  戦争から統治へ——コレージュ・ド・フランス講義  
 高桑和巳  インセンティヴとは何か?  

Ⅱ セキュリティ
 芹沢一也  〈生存〉から〈生命〉へ——社会を管理する二つの装置  
 土佐弘之  グローバルな統治性  

Ⅲ 闘争
 箱田 徹  イスラーム的統治は存在しない——フーコーのイラン革命論と対抗導き  
 廣瀬 純  革命と野蛮と、これがスローガンだ!——『「社会を防衛しなければならない」』を使うために  

 酒井隆史・渋谷 望  フーコー・ファンク・犬(インタビュー)

 おわりに  芹沢一也


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