大学出版部協会

 

中小企業金融と金融環境の変化

信金中央金庫寄付講座 中小企業金融論3
中小企業金融と金融環境の変化

B7 386ページ 並製
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-1335-9 C3033
奥付の初版発行年月:2007年03月 / 発売日:2007年03月上旬

内容紹介

中小企業向け金融の政策と今後を概説するシリーズ全3巻完結。

▼金融行政の担当者と金融機関の実務家が、民間金融機関の革新の動きと地方における地域金融機関の役割を率直に語る。
▼2005年に慶應義塾大学経済学部で行われた講座「中小企業金融論」を書籍化。


〔編者〕
吉野直行(よしの なおゆき)
慶應義塾大学経済学部教授

藤田康範(ふじた やすのり)
慶應義塾大学経済学部助教授

〔著者〕
川原義仁(かわはら よしひと)
 信金中央金庫常務理事

荒井一久(あらい かずひさ)
 (株)しんきん情報システムセンター総合企画部長/現在、信金中央金庫事務統括部長

内藤純一(ないとう じゅんいち)
 財務省東海財務局長/現在、金融庁証券取引等監視委員会事務局長

畑中龍太郎(はたなか りゅうたろう)
金融庁総務企画局審議官・前近畿財務局長

水口弘一 (みなぐち こういち)
中小企業金融公庫総裁/現在、同公庫総合研究所研究顧問

野尻明裕 (のじり あきひろ)
株式会社ニッシン常務取締役兼執行役員/2006年10月1日より、NISグループ株式会社に社名変更

増永 嶺(ますなが れい)
金融広報中央委員会会長/現在、国際金融情報センター評議員

田口美一 (たぐち よしいち)
東京海上日動火災保険(株)投資部次長兼債券投資グループ・グループリーダー/現在、クレディ・スイス証券株式会社債券本部マネージング・ディレクター

杉田茂樹 (すぎうら しげき)
新規事業投資株式会社代表取締役専務

目次

まえがき

第一章 金融革新を中心とした近年の民間金融動向   川原義仁
 一 はじめに
 ニ 近年の民間金融動向を特徴づける動き——大手行を中心として
 三 金融革新の基本的性格とその理解

第ニ章 地域金融機関の課題——主として信用金庫を中心に   荒井一久
 一 はじめに
 ニ 地域金融機関の特性と役割
 三 地域金融機関の現状
四 地域金融機関の今後の課題

第三章 東海地域の経済と金融   内藤純一
 一 はじめに
 ニ 地域の経済とは何か
 三 なぜ名古屋は元気なのか
四 名古屋の企業特性
 五 日本全体の経済はどうなっているのか
 六 まとめ

第四章 関西経済の特性と地域経済の活性化   畑中龍太郎
 一 はじめに
 ニ 関西経済の現状
 三 関西地域(近畿)の特性と課題
四 中小企業が生き残るために
 五 まとめ

第五章 政策金融改革   水口弘一
 一 はじめに
 ニ 「政策金融改革」について
 三 中小企業の政策金融の現状
四 日本における中小企業金融公庫の役割

第六章 中小企業を取り巻く金融環境の変化   吉野直行
 一 中小企業を取り巻く金融環境
 ニ 政策金融改革
 三 中小企業と 政策金融
四 まとめ

第七章 ノンバンクによる中小企業金融の実態とそのビジネスモデル   野尻明裕
 一 はじめに
 ニ ノンバンクとは何か
 三 ノンバンクの金利
四 ノンバンク・コンビニ論
 五 ノンバンクの位置付け
 六 ノンバンクによる融資の実態
 七 銀行とノンバンクの収益性比較
 八 おわりに

第八章 家計からみた日本の金融システム   増永嶺
 一 はじめに
 ニ 日本の家計の金融行動の特徴とマクロ経済との関係
 三 家計からみて望ましい金融システム
四 まとめ

第九章 資産運用の現状   田口美一
 一 ファンド・マネージャーとは何か
 ニ 経済学は有効か
 三 現在の日本の危機
四 経済の予測は可能か
 五 まとめ

第一〇章 ベンチャーキャピタルへの期待——ニ一世紀日本経済の活性化へ向けて   杉田茂樹
 一 はじめに
 ニ ベンチャーキャピタルの概要
 三 日本のベンチャーキャピタル
四 日本経済の活性化に向けて


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。