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コミュニケーションは何でできているかことばの生態系

慶應義塾大学教養研究センター選書2
ことばの生態系 コミュニケーションは何でできているか

B7 100ページ 並製
価格:770円 (消費税:70円)
ISBN978-4-7664-1161-4(4-7664-1161-7) C0336
奥付の初版発行年月:2005年03月 / 発売日:2005年03月上旬

内容紹介

「すげー」「マジ」といった若者ことばや語尾上げことば、業界用語、「コンビニ敬語」など、コミュニケーシ ョン・ツールとしてのことばの変遷を、身近な例にたとえ ながらわかりやすく紹介する。


井上逸兵(いのうえいっぺい)慶應義塾大学法学部教授

目次


第一章 コミュニケーションの資源
「コミュニケーション革命」/ コミ
ュニケーション研究の入り口として/ことばは信頼できるか/ コミュニケーションの有形の資源/コミュニケーションの無形の資源/手は何のためのものか

第二章 ことばに寄生するメッセージ
動物のコミュニケーション/コミュニケーションの多層性/態度や感情のシグナル/「パラ言語」の働き--コンテクスト化--指示的なシグナル・非指示的なシグナル/空間は語る

第三章 コンテクストを生む呼称
相手をどう呼ぶか/英語の呼称/場の認識を示す敬称/欧米語の二人称代名詞/コンテクスト化の資源としての英語の呼称/共振する呼称

第四章 
「いまどき」のことば考 「いまどき」のことばたちが示していること/パラ言語の「創造性」/いつも「すげー」は「マジ」新しい/創造する異文化間コミュニケーション/「語尾上げことば」の意味/流行語と言葉と「業界用語」/カタカナ語の本当の問題/「コンビニ敬語」は間違った敬語か

第五章 資源としての電子コミュニケーション
有形の資源としての「電子性」/ワープロが生み出したもの/誤変換の愉しみ/絵文字の役割/「ギャル文字」/人間の基本的行動としての「遊び」/日本語の多層性


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