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抗加齢医学入門

抗加齢医学入門

A5判 310ページ 上製
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-7664-1103-4(4-7664-1103-X) C3047
奥付の初版発行年月:2004年11月 / 発売日:2004年11月上旬

内容紹介

日本ではまだ普及していない抗加齢(アンチエイジング)医学を、主に医師や保健に携わる方々に向けて詳しく解説。一般の方にも理解しやすいようにていねいに書かれている。加齢や老化に立ち向かう抗加齢医学は、高齢社会に突入したわが国では、今後が有望視されている医学分野です。
抗加齢医学のなかでも診断と治療に重点をおいて記述。抗加齢に対する国内外の最新の情報を載せ、現在の治療の方法や薬についても、詳細な情報を提供します。


医師・医学博士。1958年東京生まれ。主な医学研究テーマは、「ストレスと消化器疾患の関連について」。慶應義塾大学医学部卒業。日本鋼管病院内科医師・人間ドック脳ドック室部長。鋼管病院にて肝臓・消化管専門医として、外来・検査および入院患者の診療として予防医学を推進している。特に全国にさきがけての老化度判定ドックは人気のメニュー。現在、抗加齢医学の伝導師として活動中。

目次



はじめに 

第1章 抗加齢医学とは

 抗加齢医学の目指すもの
加齢医学(老年内科)と抗加齢医学
百寿者の研究成果
 抗加齢医学における診断と治療
 医療における専門化の弊害
 日本の高齢社会
 健康日本21
 健康増進とオプティマルヘルス
 アメリカにおける健康観の変革
 世界の抗加齢医学
 日本の抗加齢医学
 医師・医療従事者の役目

第2章 抗加齢医学の診断
人間ドック・健康診断
身体症状・QOLの評価
  1.問診・診察  2.加齢度の客観的評価方法
  3.加齢度の全体評価  4.抗加齢医療の立場からの指導および治療
治療方針の選択の為のガイドライン
オプティマルレンジの考え方

第3章 加齢に伴う変化
加齢と共に変化するホルモン・血中物質
  1.メラトニン   2.IGF-I
 成人型成長ホルモン欠乏症について
  1.DHEA   2.エストロゲン  3.プロゲステロン
  4.テストステロン  5.甲状腺ホルモン  6.コルチゾル
  7.インスリン  8.ホモシステイン
酸化ストレスの診断
生活習慣病のリスク遺伝子検査
加齢に伴う遺伝子発現状況の変化
毛髪テスト

第4章 抗加齢医学の治療

抗加齢医学における治療法
運動療法
食事療法
精神療法
薬物療法
  1.ホルモン補充療法   2.抗酸化療法  3.免疫強化療法
  4.脳神経機能の改善   5.抗炎症療法
サプリメント療法
漢方における抗加齢医学
住まいとオフィスの抗加齢医学
禁煙対策
 飲酒について
 免疫機構の弱体化とその対策
ストレス対策
生活習慣病の増悪
生活習慣の改善による抗加齢
エステ・コスメ、美容皮膚科・美容外科的療法
呼吸法・ヨガ・気功
ホメオパシー
老廃物の排泄とキレーション
 老廃物の排泄を補助する療法
温泉療法
アロマテラピー
音楽療法・芸術療法

第5章 加齢による各障害の診断と治療

更年期障害
  1.女性更年期障害   2.男性更年期障害
前立腺肥大
排尿障害
勃起不全(ED )
動脈硬化の治療
心臓の抗加齢
骨粗鬆症
皮膚の抗加齢
代謝症候群(Metabolic Syndrome)
1.非アルコール性脂肪肝 2.中心性肥満
3.2型糖尿病(高インスリン血症の治療) 4.筋萎縮症(Sarcopenia)
寝たきりの予防
脳神経機能の老化予防
消化器系・肝臓機能の老化予防
加齢と腸内細菌
萎縮性胃炎(Atrophic Gastritis)
癌の予防
癌の種類
卵子の抗加齢
老眼の予防と治療
耳鼻科領域の抗加齢

第6章 抗加齢社会の未来像

抗加齢社会の未来像と今後の課題
農業と環境保全
煙草産業の問題
アンチエイジング経済学
禁欲主義だけではうまくいかない
EBM vs. NBM
健康保険組合の取り組み
抗加齢医学の未来
幸せの閾値
  資料1 推奨されるサプリメント
—各栄養成分の解説—
  資料2 スマートドラッグ一覧
  参考文献
 
 おわりに





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