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アジア金融危機とマクロ経済政策

アジア金融危機とマクロ経済政策

B7 286ページ 上製
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-7664-1068-6(4-7664-1068-8) C3033
奥付の初版発行年月:2004年06月 / 発売日:2004年06月上旬

内容紹介

1997年のアジア通貨危機の原因、為替制度のありよう、アジア債券市場の構築などの視点から行った実証分析と政策提案。
 本研究の背景は、タイに始まる1997年のアジア金融危機にある。その原因の一つは、米ドルとの実質的な固定相場制にあり、短期資金の急激な流入とそれに続く流出を招いてしまったことにある。 本研究は、アジア通貨機器の経験から、為替政策・銀行行動・貿易パターン、タイの人口問題など、多方面にわたる研究成果をまとめたものである。


吉野直行(よしの なおゆき)
慶應義塾大学経済学部教授。

石川廉郷(いしかわ きよさと)
内閣府 政策統括官(経済財政分析担当)付参事官(総括担当)付

阿曽沼多聞(あそぬま たもん)
慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程。

嘉治佐保子(かじ さほこ)
慶應義塾大学経済学部教授。

井深陽子(いぶか ようこ)
Rutgers University

津谷典子(つや のりこ)
慶應義塾大学経済学部教授。

ナパポーン・チャヨバーン
Professor , Chulalongkorn University

ラピポン バンチョン−シルパ
Third Secretary,
Ministry of Foreign Affairs, Thailand

和気洋子(わけ ようこ)
慶應義塾大学商学部教授。

深尾光洋(ふかお みつひろ)
慶應義塾大学商学部教授。

金子隆(かねこ たかし)
慶應義塾大学商学部教授。

渡邊智彦(わたなべ ともひこ)
慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程。

中島隆信(なかじま たかのぶ)
慶應義塾大学商学部教授。

中野諭(なかの さとし)
慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程。

王??(ワン ティンティン) 
慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程。

村主英俊(すぐり ひでとし)
慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程。

中東雅樹(なかひがし まさき)
千葉経済大学経済学部専任講師。

島袋伊津子(しまぶくろ いつこ)
財務省財務総合政策研究所研究部研究官。

井上徹(いのうえ とおる)
横浜国立大学経営学部経営システム科学科 教授

ヒョン ソク
慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程。

白石小百合(しらいし さゆり)
日本経済研究センター。

和田良子(わだ よしこ)
敬愛大学経済学部助教授

目次

  はじめに  吉野直行  

1章 アジア経済の現状とアジア債券市場
吉野直行、石川廉郷、阿曽沼多聞  

2章 マレーシアの資本移動規制とオープンマクロ経済の安定化 
吉野直行、嘉治佐保子、井深陽子  

3章 タイにおける経済危機の出産意欲と結婚意欲への影響
津谷典子、ナパポーン・チャヨバーン  

4章 タイの金融・経済危機と国内における経済発展のボトルネック
ラピポン バンチョン−シルパ、和気洋子  

5章 金利自由化と金融政策
深尾光洋  

6章 流動性ショック対策としてのコミットメントライン
——その効果に関する実証分析
金子隆、渡邊智彦  

7章 中国深?・テクノセンターの経営・経済分析
中島隆信、中野諭、王??、村主英俊  

8章 経済発展における社会資本の役割
中東雅樹  

9章 貸し出しのレントと邦銀の海外業務
島袋伊津子、井上徹  

10章 家計の資産選択の比較分析——日本・韓国・タイの比較
吉野直行、ヒョン ソク、白石小百合、和田良子  


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