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アメリカ経済史の新潮流

アメリカ経済史の新潮流

岡田泰男:編著, 須藤功:編著
A5判 276ページ 上製
定価:3,200円+税
ISBN978-4-7664-0974-1(4-7664-0974-4) C3033
奥付の初版発行年月:2003年03月

内容紹介

気鋭の執筆陣10名による論集。アメリカ経済史研究の最先端の動向を紹介するとともに、21世紀における新しい課題と展望を示す。取り上げるテーマは多岐にわたるが、今日最重要のもの、日本およびアメリカで関心を集めているものを中心とする。狭義の経済中心ではなく、広い視野から眺めた社会と経済の全般を扱う。単なる研究案内を超え、アメリカ経済史、より広くはアメリカに興味を持つ人々への知的挑戦の書。


●編著者紹介
岡田泰男(おかだ・やすお)
慶應義塾大学経済学部教授
主要業績:『アメリカ公有地制度史の研究』(陽樹社、1973年);『フロンティアと開拓者』(東京大学出版会、1994年);『アメリカ経済史』(慶應義塾大学出版会、2000年)

須藤 功(すとう・いさお)
明治大学政治経済学部助教授
主要業績:『アメリカ巨大企業体制の成立と銀行——連邦準備制度の成立と展開』(名古屋大学出版会、1997年);「第二次世界大戦後アメリカの対欧州通貨金融政策——戦後構想から欧州決済同盟(EPU)の創設・展開へ」(『土地制度史学』159号、1998年);「南北戦争後のアメリカ経済——南部再建からニューディールまで」(馬場哲・小野塚知二編『西洋経済史学』東京大学出版会、2001年、所収)

●執筆者紹介
和田光弘(わだ・みつひろ)
名古屋大学大学院文学研究科助教授
主要業績:『紫煙と帝国——アメリカ南部タバコ植民地の社会と経済』(名古屋大学出版
会、2000年);「イギリス領13植民地の成立と展開」(野村達朗編『アメリカ合衆国の歴
史』ミネルヴァ書房、1998年、所収);「アメリカにおけるナショナル・アイデンティテ
ィの形成——植民地時代から1830年代まで」(川北稔編『環大西洋革命』岩波講座世界歴史・第17巻、岩波書店、1997年、所収)

肥後本芳男(ひごもと・よしお)
同志社大学言語文化教育研究センター助教授
主要業績:「ブラックストーン運河と19世紀初頭のニューイングランド社会の変容」(遠藤、金井他『常識のアメリカ・歴史のアメリカ』木鐸社、1993年、所収);「アメリカ建国期の政治文化と共和主義再考」(天理大学アメリカス学会『アメリカス研究』5号、2000年);「アメリカ革命と『自由の娘たち』」(同志社大学人文科学研究所『社会科学』68号、
2002年)

安武秀岳(やすたけ・ひでたか)
北海学園大学人文学部教授
主要業績:「トマス・スキドモアとその思想——米国産業革命期におけるラディカリズムの追求」(『西洋史学』129号、1983年);『大陸国家の夢』(新書アメリカ合衆国史・第1巻、講談社、1988年);[監訳] ショーン・ウィレンツ『民衆支配の讃歌——ニューヨーク市とアメリカ労働者階級の形成』上・下巻(木鐸社、2001年)

高橋和男(たかはし・かずお)
立教大学経済学部教授
主要業績:「地域開発・株式会社・共和主義——J.マジュウスキーの『市場発展』論」(『アメリカ経済史研究』創刊号、2002年);「アメリカ経済思想史における株式会社論——ヘンリー・ケアリーのアソシエーション論を中心に」(『立教経済学研究』50巻3号、1997年)

折原卓美(おりはら・たくみ)
浜松大学国際経済学部教授
主要業績:『19世紀アメリカの法と経済』(慶應義塾大学出版会、1999年);「19世紀アメリカにおける州際通商問題——アメリカ国内市場論の再検討」(『社会経済史学』67巻4号、2001年)

上野継義(うえの・つぐよし)
京都産業大学経営学部教授
主要業績:「イリノイ製鋼社における安全委員会活動と雇用管理の近代化——1907〜1916年」(『経営史学』29巻1号、1994年);「アメリカ産業における安全運動の波及と労使関係管理の生成——1908〜1915年」(『経営史学』31巻4号、1997年);「革新主義期アメリカにおける安全運動と移民労働者——セイフティ・マンによる『安全の福音』伝道」(『アメリカ研究』31号、1997年)

松本悠子(まつもと・ゆうこ)
中央大学文学部教授
主要業績:「アメリカ人であること・アメリカ人にすること」(『思想』884号、1998年);「内在する他者と国民化」(中央大学文学部史学科『紀要』45号、2000年);「言語・人種・国民」(中央大学人文科学研究所編『ケルト復興』中央大学出版部、2001年)

庄司啓一(しょうじ・けいいち)
城西大学経済学部助教授
主要業績:「移民と産業再編成——ロスアンゼルス地域を中心として」(『城西大学研究年報』6号、1990年); 「ブラセロ計画とカリフォルニア農業」(『立教経済学研究』44巻21号、1990年); 「ヒスパニックの世界」(油井大三郎・後藤政子編『統合と自立』南北アメリカの500年シリーズ・第5巻、青木書店、1993年、所収)

目次

第1章 植民地時代の経済史研究—史料・方法・テーマ—(和田光弘)
第2章 アメリカ革命と新たな政治経済観の胎動(肥後本芳男)
第3章 市場革命—工業化と南北戦争前における政治文化の変貌—(安武秀岳)
第4章 自発的結社と株式会社−歴史的経路依存の視点から−(高橋和男)
第5章 ポリス・パワー—州主権と経済—(折原卓美)
第6章 フロンティアの経済史的意義—ターナー再読—(岡田泰男)
第7章 環境経営史—経営史・環境史・産業エコロジーへの問いかけ—(上野継義)
第8章 消費と国民化—大量消費社会の到来と行動規範—(松本悠子)
第9章 戦後通過金融システムの形成—ニューディールからアコードへ—(須藤 功)
第10章 移民と労働者(庄司啓一)


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