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教育の理想

教育の理想

村井実:著
四六判 332ページ 上製
定価:3,200円+税
ISBN978-4-7664-0955-0(4-7664-0955-8) C1037
奥付の初版発行年月:2002年11月

内容紹介

独創的な教育論で知られる著者(慶大名誉教授)が、改めて教育の根本的な改革の必要を説く新・教育立国論。
日本の教育の歴史を辿り、その教育システムとそれを支える思想の根本的な誤りを「教育と政事」「教育と国家」のあり方に求める。
「国のための教育」から、ソクラテスの「善さ」を見つめた思想に基づく「人間個人のための教育」への変革を説き、未来の学校教育の理想を説く。



教育学者。慶應義塾大学名誉教授。文学博士。
1922年生まれ、広島文理科大学卒業(教育学専攻)。教育思想、教育哲学の研究で知られ、教育哲学会会長、教育課程審議会の委員、第15期日本学術会議会員等として広く社会的活動を行ってきた。現在、日本通信教育学会会長。
著書に『教師ソクラテスの研究』(牧書店、1966年)『教育学入門』上・下(講談社学術文庫、1976年)『「善さ」の構造』(講談社学術文庫、1978年)『教育からの見直し』(東洋館出版社、1992年)など多数。『村井実著作集(全8巻)』(小学館、1987〜1988年)がある。

目次

目次

 序 新首相に——「大きな政治」を期待する——

第Ⅰ部 日本の近代教育の歩み
 一 「学校ノ制」のスタート
 二 国家のための教育か、人間のための教育か?
 三 「教育勅語」の出現
 四 「政事と教育と分離すべし」
 五 批判と抵抗——文学
 六 批判と抵抗——教育
  (一)大正自由教育運動とその経緯——その一
  (二)大正自由教育運動とその経緯——その二
 七 アメリカ教育使節団報告書
 八 教育基本法と学校の混迷
 九 「政教一体」からの混乱
 一〇 民主主義と教育

第Ⅱ部 教育体制と人間観の問題
 一 人間が体制に沈む
 二 失われた人間観
 三 人間と「善さ」への要求
 四 「善さ」と教育

第Ⅲ部 教育の構造改革に向かって
 一 「不登校」とは何か
  (一)三つの報告
  (二)「わがまま」をする子どもたち
——三つの報告に対する私の立場での見解
 二 国家における教育の独立
 三 開放制の体制づくり——開放制の教育

第Ⅳ部 学術と教育
 一 学術的対話の可能性
  (一)生物学と社会学
  (二)対話を妨げるもの
 二 科学と教育との関わり方
  (一)科学と「科学」教育
  (二)「善く生きよう」とする生物
 三 ソクラテスと「善さ」の科学
 四 学術会議とその理想への道
  (一)「日本学術会議」の理想と現実
  (二)理想への道

 跋 「教育立国」論を想う

参考文献
索引


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