大学出版部協会

 

新制度派経済学に基づく分析ロシアの市場化と官僚的民主主義

ロシアの市場化と官僚的民主主義 新制度派経済学に基づく分析

B7 224ページ 上製
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-7664-0853-9(4-7664-0853-5) C3031
奥付の初版発行年月:2001年06月 / 発売日:2001年06月上旬

内容紹介

旧共産圏諸国の資本主義体制への移行をロシアを題材にして政治学・経済学の新しい視点から分析する。民主主義と市場経済の相互関係を分析するための独自のパラダイムを提示、合理的選択新制度論を用いて、ロシアとラテン・アメリカの体制移行を比較。
従来のロシア・東欧研究とは違ったアプローチを試みた、学界注目の書です。


1967年   愛知県生まれ
1990年   慶應義塾大学法学部政治学科卒業
1992年   筑波大学大学院地域研究研究科修士課程終了
1993年から1995年まで コロンビア大学大学院政治学部博士課      程(ハリマン研究所、東中欧研究所)に留学、研究
1997年    慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期       博士課程単位取得退学
1998年7月から2001年3月まで 日本学術振興会特別研究員
2001年1月   法学博士号(慶應義塾大学)取得
2001年4月から 在モスクワ日本大使経済部専門調査員

目次


はじめに
ー本研究のもとになる基本的問題意識についてー

第一編 理論

第一章 合理的選択新制度論・新制度派経済学の基本的な考え方

第ニ章 市場経済・民主主義への体制転換の一般理論

第二編 ケース・スタディー

第三章 ポスト共産主義ポーランドにおける旧共産党の政権復帰の理論分析
    —SLDは本当に社会民主主義勢力として戻ってきたのか?—

第四章 ラテン・アメリカ型「テクノクラート右派」を基礎とするエリツィン政権の誕生

第五章 「テクノクラート右派」エリツィン政権とラテン・アメリカ「官僚的権威主義体制」の比較分析

おわりに
ーロシアが抱えるラテン・アメリカ的病状と「国家」再構築の必要性ー


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。