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近代トルコ見聞録

Keio UP選書
近代トルコ見聞録

B7 240ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-7664-0779-2(4-7664-0779-2) C1322
奥付の初版発行年月:2000年01月 / 発売日:2000年01月上旬

内容紹介

異郷トルコを旅した明治・大正人の新鮮な感動を紹介。

19世紀初頭のオスマン帝国の瓦解、そしてトルコ共和国の誕生。本書はその激動の時代(日本では明治・大正期)にトルコを訪れた日本人の日記、紀行文等を通じて、日本・トルコ関係史を解明する。


長場 紘(ながば ひろし)
1940年福島県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。1964年アジア経済研究所入所。アンカラ大学、ボスポラス大学客員研究員、図書資料部収集課長、国際交流室次長、総合研究部主任調査研究員、地域研究第2部長、図書館長などを経て2001年3月定年退職。現在、慶應義塾大学、大阪外国語大学、日本女子大学、和洋女子大学、淑徳大学で講師を務めるかたわらトルコに関する執筆活動を行っている。著書に『回想のイスタンブル−海峡都市の変貌』、『近代トルコ見聞録』、『イスタンブル——歴史と現代の光と影』、論文に「現代トルコにおけるイスラーム復興の諸相」、「トルコのEC加盟問題」、「ブルガリアのトルコ系少数民族」、「変転するトルコの社会・政治状況」など。(2006年5月現在)

目次

はじめに

第1章 はじめての日本人—福地源一郎と島地黙雷
第2章 国交樹立への手がかり  古川宣誉/谷干城
第3章 「エルトゥールル号]遭難のあと  大山鷹之介/井上敏夫
第4章 明治が生んだ熱血漢—山田寅次郎
第5章 三人の学者  鎌田栄吉/伊東忠太/黒板勝美
第6章 アナトリア横断—家永豊吉
第7章 文豪が観察したオスマン帝国—徳富健次郎
第8章 文人外交官—笠間杲雄
第9章 初代大使小幡酉吉の事績
第10章 異色の外交官—芦田均

おわりに
参考・引用文献   


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