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19世紀アメリカの法と経済

19世紀アメリカの法と経済

B7 292ページ 上製
価格:5,060円 (消費税:460円)
ISBN978-4-7664-0758-7(4-7664-0758-X) C3033
奥付の初版発行年月:1999年08月 / 発売日:1999年08月上旬

内容紹介

19世紀のアメリカ合衆国の飛躍的な経済発展の原動力を「法制度」の視点から分析し、新たなアメリカ経済史像を提示した画期的論考。従来の自由放任主義に基づくアメリカ型経済発展という通説に修正を迫る。


折原卓美(おりはら たくみ)
1951年東京生まれ。1976年早稲田大学社会学部卒業。1985年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。旭川大学経済学部助教授を経て、1994年常葉学園浜松大学(現浜松大学)国際経済学部助教授、1998年同大学部教授。1997年慶應義塾大学博士(経済学)。主な著書に『世界経済の興亡200年』(共著、東洋経済新報社、1999年)、論文に「19世紀アメリカにおける法と経済」などがある。

目次

序章 19世紀アメリカにおける経済発展と法—研究史の整理

第一部 連邦土地政策
第1章 初期連邦インディアン政策と土地投機—インディアナ北部の事例
第2章 公有地政策と専売権法
第3章 ホームステッド法の政策理念
第4章 公有地政策と公有地処分—ミネソタ州ワカセ郡の場合
第5章 公有地処分と農業発展—ミネソタ州ワカセ郡の例

第二部 州経済開発政策
第6章 19世紀前半における財産権概念の変容—Morton J. Horwitzの所説を中心として
第7章 カリフォルニアにおける農業開発と水利権問題—1850−1887年
第8章 州の経済開発政策と収用法
第9章 「共働者規則」の経済史的意義
終章 19世紀アメリカの経済政策—法・経済史の視点から

初出論文一覧
文献目録
あとがき
索引


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