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文章理解の方法

文章理解の方法

A5判 200ページ 並製
価格:2,350円 (消費税:214円)
ISBN978-4-7664-0638-2(4-7664-0638-9) C1037
奥付の初版発行年月:1996年01月

内容紹介

どんなに難解な論文でも、文意のエッセンスである《命題》をみつけることにより容易に理解できる。具体例とともに「文章理解」のプロセスを図示することによって読者の理解をより明快なものとした。


[著者]
浜田文雅(はまだ ふみまさ)
昭和6年 東京に生まれる
昭和29年 慶應義塾大学経済学部卒業 
慶應義塾大学経済学部教授、ミネソタ大学、エセック経営大学院(フランス)各交換教授、パリ第1大学招待教授を経て
現在 慶應義塾大学名誉教授、東京国際大学経済学部長
    経済学博士
著書 『日本経済のマクロ分析』日本評論社
    『設備投資行動の計量分析』東洋経済新報社
    他 著書、論文多数

目次

はしがき
第1部 文章要約の技法
1. 文章を読むことが楽しくなる
2. 風が吹けば桶屋が儲かる
3. 本の骨格を知る:書き手と読者のゲーム
4. 肉付けを味わうのは後回し
5. 定義・仮定および命題の作成
6. 定義と命題の抽出の技法
7. 論文の骨格を摘出する方法
8. 文の骨格からの要約文の作成
9. 構文特性について

第2部 文章要約の実例
10. 「理解と誤解」
10.1 「理解と誤解」からの命題の抽出
10.2 「理解と誤解」の骨格
10.3 「理解と誤解」の要約文の作成
11. 「日本的経営の見直し」
11.1 「日本的経営の見直し」の骨格
11.2 「日本的経営の見直し」の要約
12. 「ヴェニスの商人の資本論」
12.1 「ヴェニスの商人の資本論」からの定義・命題の抽出
12.2 「ヴェニスの商人の資本論」における対の命題
12.3 「ヴェニスの商人の資本論」における命題の接合:骨格の形成
12.4 「ヴェニスの商人の資本論」の要約の作成
12.5 構文特性

第3部 引用論文:「ヴェニスの商人の資本論」
13. 「ヴェニスの商人の資本論」
13.1 アントーニオの憂鬱
13.2 登場人物紹介
13.3 アントーニオとその兄弟
13.4 シャイロックとその敵
13.5 人肉裁判
13.6 ポーシャの媒介
13.7 ジェシカとロレンゾー
13.8 バッサーニオとポーシャ
13.9 三つの小箱選び
13.10 ポーシャの資本主義
13.11 指輪をめぐる物語
13.12 大団円

あとがき
出典


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