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資金需給と金利水準変動のメカニズムに関する誤解と私見私の金融論

私の金融論 資金需給と金利水準変動のメカニズムに関する誤解と私見

B7 316ページ 上製
価格:2,563円 (消費税:233円)
ISBN978-4-7664-0595-8(4-7664-0595-1) C3033
奥付の初版発行年月:1995年01月 / 発売日:1995年01月上旬

内容紹介

日本の金融は、戦後40年異常な資金統制と金利規制下にあり、金利体系は歪められてきた。従来の金融論は、金融機構のメカニズムを誤解し、金利変動を正しく説明できなかったことを元都銀トップが解く。


目次

出版に当って
追記 「私の金融論」要旨

第一部 私の金融論
一 私の金融論−戦後日本金融に関する諸々の誤解を解明する−
 (一)民間信用機構と中央銀行
 (二)都市銀行のオーバー・ローン
 (三)コール市場の正常化
追記 オーバー・ローンとコール市場のその後の推移
板倉さんの「私の金融論」読後感………中川幸次(元日本銀行理事・現の村総合研究所顧問)

二 大量国債発行下の企業金融−マネー・サプライと企業金融−

三 戦後慢性的インフレーションの原因−マネー・サプライかコスト・プッシュか−

四 「過剰流動性」とは何か

五 真の「過剰流動性」とは何か

六 ≪月例経済論争≫金融政策と金利自由化
出席者:板倉 譲治(三井銀行社長)/小宮隆太郎(東京大学教授)/渡辺 孝友(日本開発銀行副総裁)
司会:太田 哲夫(日本経済新聞経済部長)

七 ≪座談会≫国債の大量増発をめぐって
出席者:佐々木 直(経済同友会代表幹事)/板倉 譲治(三井銀行社長)/北裏喜一郎(野村證券社長)/館 龍一郎(東京大学教授)/竹内 道雄(大蔵事務次官)/松川 道哉(理財局長)
司会:吉本 宏(理財局総務課長)

第二部 随想
一 アメリカの戦後最盛末期の政治経済情勢(一九六〇年代)
二 オイル・ダラーと世界大不況の恐怖
三 エネルギー危機に当って思う
四 有能な経営者
五 三井両替店開設当時の日本と欧州の経済事情−母行創業三百年を祝う−
六 中国人気質と中国の命運
七 全銀協会長当番七か月

著者経略年表


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