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 行動と生態ウミウシという生き方

ウミウシという生き方 行動と生態

A5判 196ページ 並製
定価:3,900円+税
ISBN978-4-486-02158-2 C1045
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 発売日:2019年03月下旬

内容紹介

生き物は、生き方に合わせて自在に姿を変える。イカだって、タコだって、もとはと言えば貝の仲間だ。ウミウシもかつては殻を持つ巻貝だった。遠縁にあたるナメクジは、よく見ると形はウミウシに似ているものの、冴えない色で人気がない。その点、ウミウシはきれいで華やかだ。ダイビング中や磯で見つけるととても幸せな気持ちになる。でも、ウミウシがどうやって身を守り、何を食べて、どのように暮らしているのかはほとんど知られていない。著者のベーレンスさんが知る限りのウミウシ情報を結集して、美しい写真とともにウミウシの生き方を紹介した本書に、最近になってわかった知識を書き加え、最新の分類体系に改めて日本の読者にお届けする。

著者プロフィール

デイビッド・W・ベ-レンス()

水中写真家、カリフォルニア科学アカデミー準会員

中嶋 康裕(ナカシマ ヤスヒロ)

日本大学経済学部教授、日本動物学会会長

小蕎 圭太(コソバ ケイタ)

いであ株式会社国土環境研究所生態解析部技師

関澤 彩眞(セキザワ アヤミ)

東北大学大学院農学研究科特任助教

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

主要目次
 日本語版への序文
 はじめに
 訳者まえがき


後鰓類(ウミウシ)の分類
綱/頭楯類/嚢舌類/無楯類―アメフラシ類/側鰓類/裸鰓類/ドーリス亜目/隠鰓ウミウシ類/イノウミウシ科/ツヅレウミウシ科/ドーリス科/孔口ウミウシ類/フジタウミウシ科/キヌハダウミウシ科/センヒメウミウシ科/ネコジタウミウシ科/スギノハウミウシ亜目/タテジマウミウシ亜目/ミノウミウシ亜目/オオミノウミウシ上科(ヨツスジミノウミウシ科)/オオミノウミウシ上科(オオミノウミウシ科)/ヒダミノウミウシ上科(ゴシキミノウミウシ科)/サキシマミノウミウシ上科


感覚と呼吸
 視覚/嗅覚/触覚の形態/聴覚/味覚/触覚/呼吸/その他の呼吸器官


体の動きと行動
 匍匐/追尾/遊泳/浮遊/漂流/穴掘り/体の動き/外套膜のはためき/鰓の振動/外套膜の屈曲/立ち上がり/大量出現


摂餌
ウミウシはどうやって摂餌をしているのか―歯舌、顎板、胃歯など/藻食者/バクテリア食者/有孔虫食者/太陽光を利用するウミウシ/動物食-カイメン食者/ヒドロ虫食者/クラゲ食者/ソフトコーラル食者とヤギ食者/ウミエラ食者/ハナギンチャク食者/イソギンチャク食者とスナギンチャク食者/イシサンゴ食者/キサンゴ食者/二枚貝食者/ヒラムシ食者/ゴカイ食者/コケムシ食者/内肛動物食者/蔓脚類食者/甲殻類食者/ホヤ食者/卵食者/魚食者/ウミウシを食べるのは誰か? ウミウシの共食いについて


繁殖
 雄性先熟/卵塊/卵と幼生の発達

防御
物理的防御/酸分泌と他の化学的防御/刺胞による防御/遊泳防御/警告防御行動/発光と生物発光防御/自切防御


体色、カムフラージュ、擬態
 色彩変異/カムフラージュの色と形態/警戒色―私を覚えている?―/擬態


他の動物との関わり
 共生/太陽光を利用するウミウシにおける共生/寄生/魚との関係/エビとの関係/カニとの関係/ウミウシ/巻貝/ヒドロ虫の関係


ウミウシと人間
付録・世界のウミウシサイト一覧
索引


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