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教えと学びを考える学習・発達論

教えと学びを考える学習・発達論

岩田 恵子:編著
A5判 並製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-472-40592-1 C3037
奥付の初版発行年月:2022年02月 / 発売日:2022年03月上旬

内容紹介

教育にかかわる様々な事柄を心理学の理論・知見から考えるテキストのシリーズ。子どもの学びや育ちのありようについての多くの研究事例を紹介することにより具体的な理解を促す。教育の場で生じていることを理論的に考える視点を学ぶとともに、実際に子どもたちとかかわり対話しながら学びを深める視点を養うことを目指す。

著者プロフィール

岩田 恵子(イワタ ケイコ)

玉川大学教育学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1部 発 達
第1章 発達とは何かを考える
第1節 発達とは何か
第2節 生物学的発達の視点
第3節 文化・歴史的発達の視点
第4節 個体発生の視点
第5節 微視発生の視点

第2章 身体の発育と運動の発達
第1節 身体発育
第2節 運動機能発達
第3節 思春期の発達

第3章 ことばとコミュニケーションの発達
第1節 ことばを学ぶ力
第2節 ことばの学びを支える社会・文化的環境
第3節 ことばの世界の広がり

第4章 認知の発達
第1節 ピアジェの認知発達理論の概要
第2節 感覚運動期
第3節 前操作期
第4節 具体的操作期
第5節 形式的操作期

第5章 人とのかかわりにみる遊びの発達
第1節 ヴィゴツキーの発達観
第2節 遊びとは
第3節 遊びの発達

第6章 自己と自我の発達
第1節 エリクソンの心理社会的発達理論
第2節 エリクソンの生い立ちとその生涯
第3節 心理社会的発達理論の視座

第2部 学 習
第7章 学習とは何かを考える
第1節 学習と学び
第2節 学習と学びに関する心理学理論
第3節 学ぶことと教えること

第8章 行動からみた学習
第1節 古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)
第2節 道具的条件づけ(オペラント条件づけ)
第3節 幼稚園・小学校での具体的場面

第9章 認知からみた学習
第1節 「わかる」「考える」を支える記憶のメカニズム
第2節 「深い学び」につながる認知的要因
第3節  日常生活での経験で培われる知識と学校教育で培われる知識

第10章 参加からみた学習
第1節 学びの素朴理論
第2節 正統的周辺参加論
第3節 導かれた参加
第4節 学びのドーナツ論

第3部 教育における育ちと学びを支える視点
第11章 知能とは何かを考える
第1節 知能についての考え方
第2節 多様な知能の理論
第3節 知能検査と知能指数
第4節 知能と教育

第12章 主体的な学びを考える
第1節 主体的であるとは,どういうことか
第2節 なぜ,それに取り組むのか
第3節 アフォーダンス 世界に意味を見つける
第4節 教師の役割

第13章 対話的な学びを考える
第1節 対話とは何か
第2節 教室のディスコース
第3節 足場をかけ合う
第4節 傾聴の教育学

第14章 多様な学びを支える視点
第1節 特別な教育的ニーズ
第2節 子どもの多様性に合わせた学びの場
第3節 インクルーシブ教育の実際─もう一つの多様性

第15章 学びと育ちをみる視点
第1節 学びと育ちをどうとらえるのか
第2節 「できる」ということをどうみるか
第3節 子どもの育ちと学びをみるということ


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