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大学教員の能力開発研究

高等教育シリーズ184
大学教員の能力開発研究

A5判 232ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-472-40561-7 C3037
奥付の初版発行年月:2023年01月 / 発売日:2023年01月中旬

内容紹介

コロナ禍は図らずも史上最大規模のFD(Faculty Development)を国内各地や全世界にもたらしたと同時にポスト・コロナ時代の大学教員とFDの変容を加速させた。国内外の大学教員の能力開発の構造と評価をその発展と実態により明らかにし、研究と実践の双方からこれからの時代と社会に相応しいFD概念を提言する。

著者プロフィール

佐藤 浩章(サトウ ヒロアキ)

大阪大学 全学教育推進機構 教育学習支援部 准教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章 背景とリサーチ・クエスチョン
 1. 背景と目的
 2. 用語の整理と定義
 3. リサーチ・クエスチョンと構成
第1章 日本と諸外国におけるFD
 1. 日本のFDはどのように発展してきたのか
 2. 諸外国のFDはどのような状況にあるのか
 3. 要約と課題
第2章 日本におけるFD論
 1. 日本においてFDはどのように論じられてきたのか
 2. 定義論
 3. 展開アプローチ論
 4. 推進主体論
 5. 要約と課題
第3章 FDの構造モデル
 1. FDをどのように構造化するか
 2. 先行研究におけるFDの構造モデル
 3. FDの3×3モデル
 4. 要約と課題
第4章 FD研究の特徴と先行研究の整理
 1. FD研究の特徴と方法は何か
 2. 先行研究の整理と本書における研究方法
 3. 要約と課題
第5章 授業コンサルテーションの実践と評価
 1. 授業コンサルテーションとは何か
 2. 授業コンサルテーションの実践
 3. 授業コンサルテーションの評価
 4. 要約と課題
第6章 ティーチング・ポートフォリオ・ワークショップの実践と評価
 1. ティーチング・ポートフォリオとは何か
 2. ティーチング・ポートフォリオ・ワークショップの実践
 3. ティーチング・ポートフォリオ・ワークショップの評価
 4. 要約と課題
終章 意義・課題・展望
補章 ポスト・コロナ時代の大学教員とFD
巻末資料
参考文献
索引


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