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 〈共同性〉からの視界講義 日本文学

講義 日本文学 〈共同性〉からの視界

A5判 256ページ
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-13-082046-2 C1091
奥付の初版発行年月:2021年03月 / 発売日:2021年03月下旬

内容紹介

日本文学とは何か,その大きな特徴を古代から近代まで時代を超えて明らかにする東大文学部の講義.巨大な知が集結した源氏物語の作者は本当に一人なのか.万葉集の歌から,中世の和歌,近世の俳諧と限られた文字による表現の真髄,文壇が近代に作りだしたものは何か,文学の核心に迫る.


目次

はじめに――なぜ〈共同性〉を問題にするのか(渡部泰明)

I 作者はどこにいるか
第1講 歌謡の仕組み――雄略記を読む①(鉄野昌弘)
第2講 紫式部の孤心――『紫式部日記』を読む(藤原克己)
第3講 作者は一人か――和歌や物語の制作の場(高木和子)
第4講 個性が生まれるとき――西行と藤原俊成(渡部泰明)

II 読者との往還
第5講 源氏物語と漢文学――漢詩文の引用と〈共同性〉(藤原克己)
第6講 平安時代の和歌――言葉と〈共同性〉(高木和子)
第7講 浪人の連帯感――『西鶴諸国ばなし』に見る〈共同性〉(長島弘明)
第8講 テクストの中の〝文壇〟――近代文学の〈共同性〉(安藤 宏)

III 創出される〈共同性〉
第9講 歌うことと書くこと――雄略記を読む②(鉄野昌弘)
第10講 無常観が生みだすもの――方丈記と徒然草(渡部泰明)
第11講 「座」から切り離された発句――『奥の細道』と連句の〈共同性〉(長島弘明)
第12講 演技する「小説家」――志賀直哉『城の崎にて』を中心に(安藤 宏)

総合討議 日本文学と〈共同性〉(渡部泰明・安藤 宏・長島弘明・藤原克己・高木和子・鉄野昌弘)

あとがき(長島弘明)


Lectures on Japanese Literature:
From Viewpoint of ‘Community’
Department of Japanese Literature, Faculty of Letters,
The Unversity of Tokyo, Editor


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