芸術の逆説 近代美学の成立
A5判 314ページ
価格:5,500円 (消費税:500円)
ISBN978-4-13-080202-4(4-13-080202-X) C307
奥付の初版発行年月:2001年11月
価格:5,500円 (消費税:500円)
ISBN978-4-13-080202-4(4-13-080202-X) C307
奥付の初版発行年月:2001年11月
内容紹介
今日呼ばれている「芸術」とは何か? 「創造」「独創性」といった芸術を支える概念は,一八世紀ヨーロッパにおいて確立した.バークやカントら諸理論を思想史的にたどりつつ,この近代的な芸術観の特質を明らかにし,美やアートに対するわれわれの思考そのものに変容を迫る.11月刊
目次
プロローグ 芸術の誕生
第一章 創造
1 創造の類比と可能的世界/2 自然の規範性の解消
第二章 独創性
1 「地理上の発見」と独創性/2 独創性と範例性
第三章 芸術家
1 「表象」から「共感」へ/2 「表象」から「表象する主体」へ/3 近代の反省的知性と芸術家
第四章 芸術作品
1 近代の「技術」観/2 自然と技術の交叉
第五章 形式
1 絵画の魂としての彩色/2 音楽の自己完結性/3 自己自身と戯れる言語
エピローグ 芸術の終焉