大学出版部協会

 

戦後日本の教育社会

日本の階層システム
戦後日本の教育社会

四六判 288ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-055123-6(4-13-055123-X) C133
奥付の初版発行年月:2000年07月

内容紹介

学歴主義の風潮は,日本社会の機会構造をどのように組み替えたか.「平等」と「効率」のはざまで,現代社会は学校制度にどんな意味を与えようとしているのか.進学競争の実態,教育と労働市場の関係から,「豊かな社会」における教育の階層化機能を検証する.


目次

I 教育機会の趨勢
 1章 階層研究と教育社会の位相(近藤博之)
 2章 教育機会の格差は縮小したか
    ——教育環境の変化と出身階層間格差(荒牧草平)
 3章 学校ランクと社会移動
    ——トーナメント型社会移動規範が隠すもの(中西祐子)
 4章 地域移動から見た就学・就職行動(粒来香・林拓也)
II 教育と職業
 5章 教育と職業のリンケージ
    ——労働市場の分節化と学歴の効用(濱中義隆・苅谷剛彦)
 6章 学歴社会の未来像——所得からみた教育と職業(矢野眞和・島一則)
 7章 資格社会の可能性——学歴主義は脱却できるか(阿形健司)
III 教育意識の変容
 8章 高学歴志向の趨勢——世代の変化に注目して(中村高康)
 9章 大衆教育社会のなかの階層意識(吉川徹)
IV 近代社会と学歴
 10章 近代階層理論の浸透
    ——高度成長期以降のライフコースと教育(岩井八郎)
 11章 「知的階層制」の神話(近藤博之)


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